AmazonでFBA納品を利用するためには、商品本体に『FBA商品(納品)ラベルシール』を貼る必要があります。

しかし、商品によってサイズも形も大きさも違うので、ラベルをどのように貼れば良いか、判断が難しいケースがあります。

 

ラベルシールは消耗品ですし、できることなら無駄にしたくないですよね。

また、誤ったラベルの貼り方をすると、FBA納品時に受領拒否される場合があります。

 

そのため、正しいラベルシールの貼り方を知ることは非常に重要です。

 

なので、本記事では、FBAラベルシールの貼り方について

・商品タイプ別の正しいラベルシールの貼り方

・ラベルシールを貼るときに注意すべき点

・ラベルシールを貼るときのちょっとしたテクニック

 

などを解説していきます。

 

本記事を読むことで、ラベルシール貼りでミスすることは無くなりますので、是非参考にしてみてください!

 

なぜ、商品にFBAラベルシールを貼る必要があるのか?

簡単に言えば、『Amazon倉庫に納品した商品を管理するため』です。

 

Amazonには大量の商品が保管されており、商品の発送や返送はすべてラベルシールに印字してあるバーコードを読み込んで管理しています。

そのため、FBA納品を利用するためには、必ずラベルシール貼りが必要になります。

 

FBA商品ラベルシールの貼り方・動画編

FBA商品ラベルシールの貼り方については、Amazon公式の解説動画がYoutubeに多数アップされていますので、そちらを参考にすると良いでしょう。

↓↓

Amazon.co.jp ヘルプ: FBA 梱包動画マニュアル

 

 

 

上記のリンクからでも視聴は可能ですが、すぐ見られるようにまとめました。

↓↓

FBA納品1 – 個別包装されていない商品(ぬいぐるみやアパレル)

 

 

ぬいぐるみや布製品・洋服など袋詰めされていない、または商品が袋からはみ出してしまっている商品の場合、必ずビニール袋やOPP袋、またはシュリンクラップなどで梱包するようにしましょう。

保護されていない状態だと、ほこりや湿気により商品が破損する恐れがあるため、そのままバーコードにラベルシールを貼って納品しようとしても受領されない可能性が高いです。

 

 

その際、商品本体にJANコードが記載されているバーコードがある場合、シールなどで隠します。

印字されてないラベルシールか、他の色付きシールで構いません。

※印字されたラベルシールを貼らないように気を付けましょう

 

 

次に、商品を透明な袋に入れて、商品がはみ出したりしないようにテープなどで梱包します。

 

 

最後に、袋の外側にFBAラベルシールを貼り付けて完了です。

バーコードがスキャンしやすいよう、なるべく平らな面に貼り付けた方が良いです。

 

 

 

FBA納品2 – 個別包装されていない商品(文房具やCD、DVD)

 

 

個別包装がない商品にラベルシールを直接貼ると、商品を傷つけてしまう可能性があります。

そのため、ラベルを直接貼るのはオススメしません。

 

 

透明なビニール袋、OPP袋、クリスタルパックなどに入れてからラベルシールを貼るか、はがれやすいタイプのラベルシールを貼るようにしましょう。

 

 

本・雑誌だけでなく、個別包装のない文房具、CD・DVD、その他小物類なども同じです。

 

 

また、CDやDVD、本などはプチプチ(エアクッション)で梱包しないようにしましょう。

商品の確認が困難になったり、Amazon倉庫の保管棚に入らなく恐れがあります。

 

 

 

FBA納品3 – 商品バーコードが複数印字されている商品

 

 

FBAラベルシールを商品に貼る際には、必ず既存のバーコードを隠すように貼り付けましょう。

ラベルシールと既存のバーコートが見えている状態で納品してしまうと、正常に受領されない場合や、Amazon側で誤った商品情報が登録されてしまう恐れがあります。

 

 

既存のバーコードが複数ある場合も、すべてのバーコードを隠します。

印字されていないラベルシールや、他のシールを使って隠しましょう。

 

 

FBA納品4 – ケース梱包の商品

 

 

ケース梱包されている商品の場合、まず外箱(輸送箱)にバーコードやJANコードが貼り付け・表示されていないかを確認してください。

外箱(輸送箱)にバーコードがある場合は、バーコードのラベルをはがすか、はがれにくいシールなどで隠しましょう。

 

 

外箱(輸送箱)内の各商品には、印字されたFBAラベルシールをそれぞれ貼り付けてください。

 

 

FBA納品5 – セット商品として販売される場合、書籍の全巻セットなど

 

 

書籍の全巻セット・DVDの全巻セットなど、梱包材に入っていない商品は、まず透明なビニール袋やOPP袋、クリスタルパック、シュリンクラップなどで包みます。

 

 

商品をビニール袋などで梱包したら、既存のバーコードが見えなくなるようシールなどで隠しましょう。

または、既存のバーコードが見えないように商品を梱包します。

 

 

続いて、梱包したビニール袋の外側に”セット商品としてのラベルシール”を貼り付けます。

※商品個別のラベルシールではありません

 

 

また、この場合必ず「開封厳禁シール」を貼り付けるようにしましょう。

こうすることで、受領ミスがなくなります。

 

「開封厳禁シール」は事前にラベル作成ソフトで作成しておくか、印字されていないラベルシールに手書きで十分です。

 

 

FBA納品6 – おまけつき商品など商品の一部が外れやすい商品

 

 

おまけつき商品や別冊付きの書物など、商品の一部がはずれやすい商品の場合は、まず商品がバラバラにならないようテープなどで固定しましょう。

 

 

続いて、ビニール袋やOPP袋などに入れて梱包します。

 

 

最後に、梱包の外側にFBAラベルシールをバーコードが読み取れる状態で貼り付けてください。

既存のバーコードが見える状態なら、バーコードが隠れるようにラベルシールを貼り付けます。

 

 

FBA納品7 – バーコードラベルよりも小型の商品

 

 

ラベルシールより小さい商品でもFBAラベルは必要です。

ただし、そのままだとシールが貼り付けることができません。

 

 

 

そのため、既存のバーコードを隠してから、透明なビニール袋やOPP袋などに入れ、FBAラベルを貼り付けてください。

 

 

 

 

FBA納品8 – 医薬品、医薬部外品、化粧品、医療品機器などの商品

 

 

医薬品、医薬部外品、化粧品、および医療用機器などにFBAラベルシールを貼る場合、表示義務のある重要事項の部分に直接ラベルを貼ってはいけません。

 

 

既存のバーコード部分を小さいシールで隠してから、重要事項の部分が隠れないようにFBAラベルシールを貼りましょう。

もしくは、透明のビニール袋などに入れてから、ラベルを貼るようにしましょう。

 

 

FBA納品9 – 液状・粒状・粉状の商品

 

 

液状や粒状、粉状の商品は中身が漏れ出ないようキャップをテープなどで留め、ふたが開かないように固定します。

 

 

 

シュリンクラップか透明のビニール袋に入れて固定してもOKです。

 

 

また、ボトルタイプの商品の場合も、ボトルのノズル部分が回ったり、上がったりしないようテープで留めるかビニール袋などで固定します。

 

 

また、商品が筒状の場合、バーコードが読み取りやすいよう、FBAラベルは商品の水平ではなく、垂直方向に貼り付けましょう。

 

 

 

FBA納品10 – 壊れやすい商品

 

 

壊れやすい商品は出荷作業中や配送中に破損する可能性があるため、まず緩衝材で包むか、保護用の外箱に入れてください。

 

 

また、外箱が壊れやすい場合は、外箱にもプチプチ(エアクッション)を巻いて保護しましょう。

 

 

保護用の梱包が終わったら、外側にFBAラベルシールを貼り付けます。

 

 

FBA納品11 – 鋭利な部分をもつ商品

 

 

鋭利な部分をもつ商品の場合、角や先端がむき出しになっていると作業者や購入者にとってとても危険です。

そのため、尖った部分がむき出しになっている商品は必ず尖った部分をプチプチ(エアクッション)で完全に覆いましょう。

 

 

その上で、商品そのものもプチプチや保護用の外箱で梱包します。

 

 

FBAラベルシールは梱包の外側に貼り付けます。

 

 

FBA納品12 – セット商品異なるASINの商品の詰め合わせ

 

 

セット商品を販売する場合、個別の商品をAmazon側で組み合わせることはしていません。

 

 

 

そのため、セット商品として販売する場合は、必ず一つのパッケージにまとめる必要があります。

 

 

この場合も、FBAラベルシールはパッケージの上から貼り付けます。

 

 

 

FBA納品13 – CDやDVDの納品梱包

 

 

CDやDVDを納品する場合、商品本体にプチプチ(エアクッション)などは巻かないようにしてください。

商品の破損が気になる場合は、商品と商品の間にプチプチを挟むようにしましょう。

 

 

FBA納品14 – 使用可能な梱包資材

 

 

納品時に使用できる緩衝材は

  • エアクッション(プチプチ)
  • 各種クッション材
  • 袋に入った発砲緩衝材
  • 袋に入ったシュレッダー裁断紙

となります。

 

 

バラの発砲緩衝材やバラのシュレッダー裁断紙などは、商品に混入する可能性や受領の遅延につながるため、使用することはできません。

 

 

 

 

FBA商品ラベルシールの貼り方の注意点・ちょっとしたテクニック

ラベルの貼り方については公式動画でほとんど解説されてますが、ここではラベル貼りの注意点ちょっとしたテクニックをお伝えします。

 

バーコードがない商品に貼るときの注意点

バーコードがない商品は、基本的にどこにラベルシールを貼っても問題ありません。

ただし、納品時にバーコードが読み取りやすいよう、凸凹した部分に貼らず、平らな部分に貼るようにしましょう。

凸凹した部分にシールを貼ると、Amazon側でバーコード部分を読み取ることができず、受領拒否される可能性があります。

 

また、同じ理由で、商品の表面・上の面に貼り付けるようにすると良いです。

側面や裏面にラベルを貼ると、バーコードを読み取る際に商品をひっくり返す必要が出てきますが、そこで商品を動かされることによって、商品にキズや傷みが付く可能性も考えられます。

 

「そんな些細なことで・・・」と思うかも知れませんが、納品作業を行うのはあなたではなく、Amazonの中の人です。

人が行う作業なので、ミスや失敗をしないとも限りません。

 

表面、上面にラベルを貼ることで、Amazonの中の人もスムーズにバーコードを読み取ることができます。

そのため、バーコードが無い商品にラベルを貼る場合は、分かりやすい表面、上面に貼ると良いでしょう。

 

本・雑誌にラベルシールを貼る場合のポイント

普通の本・雑誌であれば、裏面にバーコードが2つ並んでいるはずです。

その場合、1枚のラベルシールでバーコード2つとも隠すことができます。

↓↓

 

『FBA納品3の動画』にもあるように、バーコードが複数ある商品はすべてのバーコードを隠す必要があります。

普通ならバーコード1つに対し、ラベル1枚で隠していくのですが、本・雑誌の場合は上記のようにすることで、ラベル1枚で2つのバーコードを隠すことができます。

 

ちなみにこのテクニックは本・雑誌以外でも使えます(主に家電など、バーコードの数が多い商品)

 

ただし、40面や65面のような小さいサイズのFBAラベルシールを使っている場合、ラベル1枚では隠し切れないことがあります。

その時は複数枚のラベルを使ってバーコードを隠すようにしましょう。

 

バーコード部分が商品本体と分かれている商品(CD・DVDの帯、スリーブケース付き商品など)

通常タイプのCD、及び一部のDVD・ブルーレイ商品の中には、帯やスリーブケースにのみバーコードがついているものがあります。

 

その場合、帯の部分を外に出してバーコードの上にラベルシール貼ってもいいですが、帯をケースの中に収納してしまっても問題ありません。

そうすれば、取り扱い上は「バーコードがない商品」と同じになるので、ケースのどこにラベルシールを貼っても大丈夫になります。

 

同じ理由で、スリーブケースにバーコードが付いている商品で、スリーブケースが無い場合。

左がスリーブ(BOX)ケース、右が中のケース

 

スリーブケースが無い場合は、バーコード部分もないので、ケースのどこにラベルシールを貼っても問題ありません。

 

ただし、バーコード付きのスリーブケースがあるなら、必ずバーコードの上にラベルシールを貼るようにしてください。

 

ラベルシールより小さい商品

ラベルシールより小さい商品は、

 

このようなチャック付き袋に入れて、その上からラベルシールを貼ると良いです。

そうすれば、ラベル部分が商品をはみ出すことがなくなります。

 

100円ショップならどこでも売っています。

 

プチプチの上からラベルシール貼る場合は注意!

大型商品や壊れやすい商品、または元箱が欠品している家電商品などは、商品の上からプチプチを巻いて納品することが多いと思います。

 

その際、ラベルシールをプチプチの上から貼ると、粘着力が弱いラベルだと、プチプチの凸凹部分のせいで稀にラベルがはがれてしまうことがあります。

 

そのためプチプチの上にラベルを貼るなら、ラベルシールの上から透明テープを貼り付けてラベルがはがれないように補強すると良いです。

 

実はバーコードの上に貼る必要はない

公式動画でもFBAラベルシールは「バーコードの上に貼る」ということを推奨していますが、厳密に言えば、バーコードの上に貼る必要はありません。

バーコード部分を他のもので隠す(見えなくする)ようにして、バーコードがない個所にラベルシールを貼るのでもOKです。

 

例えば、白紙のラベルシール(透けないタイプ)を商品のバーコード部分に貼り、納品用バーコード(印字されているもの)を他の箇所に貼る、というのでも全然問題ありません。

 

要は、「FBA納品時に外側から”納品用バーコードだけ”が見える状態であれば正常に受領される」のです。

これを知っていると、ラベルを貼り付ける箇所はどこでも良いというのが分かると思います。

 

商品に直接ラベルを貼ってもいいのか?

FBAラベルシールを貼る際に気になるのは、「商品本体に直接ラベルシールを貼っていいのか?」についてだと思います。

 

結論から言えば、商品本体に直接貼るのはあまりオススメしません。

 

ラベル貼りのルールに則るのなら、直接貼っても問題なく受領はされるはずです。

しかし、ラベルシールを商品に直接貼ると、購入者の元に届いたときの印象が悪くなります。

 

中古品で安価なものだとそこまで気にしない人もいますが、特に新品商品や高額商品、マニア向け商品だと、商品に直接ラベルが貼ってあるのを嫌う人もいます。

そのため、商品保護の意味も兼ねて、商品をビニール袋やOPP袋などに入れる、またはプチプチで巻いて、その上からラベルシールを貼るようにすると良いでしょう。

こうすることで、購入者の印象も良くなり、高評価や返品率の改善にも繋がります。

 

ただし、すべての商品で袋詰めやプチプチを巻くのはやや手間がかかるので、安価なものについては本体に直接貼るのでもいいでしょう。

特に安価な商品を大量出品する方は、時間効率や、OPP袋の経費削減の意味も込めて、直接貼ってもいいと思います。

 

その際、必ず『はがれやすいタイプ』のラベルシールを使ってください。

 

はがれにくいタイプを直接貼ってしまうと、ラベルシールをはがすときに商品を傷めます。

それでクレームになることもあるので、気をつけてください。

 

ビニール袋やOPP袋の上から貼る場合ははがれにくいタイプでも問題ありません。

 

FBAラベルシールを買うならここがオススメ!

こちらの記事でおすすめのFBAラベルシールを紹介していますので、参考にどうぞ。

↓↓

【激安・品質良】おすすめのAmazonFBAラベルシールを紹介!

 

 

FBAラベルシール代行(貼り付け)サービスで効率化!

  • ラベルシール貼りの手間を減らしたい

という方は、Amazonがラベルシール貼りを代行してくれるサービスがあります。

 

利用できる商品に制限があったり、費用がかかったりしますが、面倒なラベルシール貼りの手間を一気に減らせるので、こちらも検討してみると良いでしょう。

↓↓

AmazonFBA商品ラベル代行(貼り付け)サービスの使い方と注意点

 

 

まとめ

基本的にはAmazon公式でアップされている動画を見れば、ラベルの貼り方はすべてマスターできるはずです。

 

あとは私の実体験から、ラベルシール貼りの注意点やちょっとしたテクニックをお伝えしましたので、少しでも参考になれば幸いです。

 

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。