メルカリにはヤフオクのように『評価システム』というものがありますよね。

 

 

これは、購入者が出品者の商品を購入して、

出品者が商品を送り、購入者がそれを受け取った段階で、

 

■まず購入者側が出品者へ評価を付け

↓↓

■その後、出品者側も購入者の評価を付ける

 

 

というシステムになっていますが、

 

ヤフオクと大きく違うのは、『お互いが必ず評価を付け合う』という点です。

 

 

ヤフオクだと、落札後に入金を確認してから商品を発送するのが一般的です。

 

なので、商品を受け渡しが完了した時点で

取引は終了していますので、相手への評価はつけなくても良いのです。

 

 

一応、ヤフオクにも『受取連絡ボタン』もありますが、

これも必ず押さなければならない、という訳ではありません。

 

 

あのボタンは「ちゃんと商品を受け取りましたよ」という意思表示のためですので、

コメントで「商品受け取りました」としてもいいですし、

 

特に商品に問題が無ければ、出品者側もすでにお金を受け取っているので、

別に落札者側の音沙汰が無くても特に困らないのです。

 

何故なら、お金をすでに受け取っているから。

 

 

一部のカテゴリ、およびヤフオクのフリマ出品では、

受け取り連絡が必ず必要になりますが、

それ以外では、評価に関しては強制ではなく、

任意で付け合う、という事になっています。

 

 

まぁ、特に評価不要の連絡が無い限りは

お互い評価を付け合うのがヤフオクの慣習になっていますが、

別に評価の数字を増やしたくなければ、

増やさない事も可能なのです。

 

 

 

ですが、メルカリの場合は違います。

 

メルカリでは商品のやり取りの後で必ず評価をつけなくてはならないのです。

 

■まず購入者が商品を受け取ったら出品者へ評価をし

↓↓

■その後、出品者が購入者の評価をする

 

これでようやく取引が完了します。

 

 

そして、メルカリでは取引が完了しないと(正確には購入者が受取評価しないと)、

お金が入ってきません。

 

 

メルカリ側が一時的に購入者からお金を預かって、

取引完了後に出品者に渡す、という流れなので、

メルカリでは半強制的に『評価』を付け合う事になります。

 

 

別に評価を付け合う事自体は悪いシステムという訳ではありませんが、

ヤフオクせどりをやっていて、普段あまり評価をつけない人からすると

初めは戸惑うかもしれません。

 

 

そして、もう一つ厄介なのは、メルカリでは先に購入者が出品者へ

評価を付けるわけですが、その評価を出品者側は見る事ができません。

 

出品者は購入者へ評価をした後に、購入者からの評価を見る事ができます。

 

 

これは、報復評価を考慮したものだと思います。

 

 

例えば、どんな問題なく取引が終え、商品に問題が無かったとしても、

購入者から『悪い評価』をもらったら、あまり良い気分ではありませんよね。

 

 

もちろん、購入者も間違えて評価してしまった可能性もありますし、

出品者側のほんの些細な事(コメントや梱包状態など)が気に障って

悪い評価を付けたのかも知れません。

 

ですが、人間の心理として、向こうからこちらに悪い評価を付けられたのに、

相手に良い評価を付けるようなお人好しはいるでしょうか?という話です。

 

 

もちろん、出品者側としてもすでに受取評価はなされて、

お金も支払われているので、ここはぐっと我慢して

相手に良い評価を付ける人もいるかも知れません。

 

 

ですが、メルカリにおいて『悪い評価』というのは、

メルカリで売買する上で重要な『信頼』に大きく関わってきます。

 

 

あなたも悪い評価が多い人よりかは、悪い評価が少ない、

良い評価が多い人から商品を購入したいと思いますよね。

 

 

基本的に悪い評価というのは、よほどの事が無い限り付けられる事はありません。
(一部の人間を除いて)

 

 

なのにも関わらず、悪い評価が多い、という事は、

その出品者に何かしらの問題があるケースが多いです。

 

 

例えば、

  • 写真よりも実際の商品が著しく悪い
  • 意図的に状態の悪い箇所を隠していた
  • 梱包状態がかなり悪い
  • 商品が剥き出しのまま送ってきた
  • 何の連絡もなく発送が遅くなった

などです。

 

こういった出品者でしたら、悪い評価を付けられても仕方ありませんが、

稀にこちらにほとんど非が無いにも関わらず、悪い評価を付けてくる人もいます。

 

 

そういう人に当たってしまうのは正直、運が悪かったとしか言いようがありませんが、

仮にメルカリの評価システムがヤフオク同じように、お互いの評価が見えるシステムであったなら、

多分、あちらこちらで報復評価が繰り広げられていたでしょうね。

 

 

なので、この『お互いに評価が完了するまでお互いの評価を見る事ができない』

というのは、報復評価を避けるため、という意味では良いシステムだとは思いますが、

お互いに評価を付けあうまで評価の中身が分からないので、ちょっと怖い部分もありますよね。

 

 

自分が良い評価を付けたのにあちらからは悪い評価だった、何てこともある訳ですし、

しかも、メルカリの評価は訂正ができません。

 

 

メルカリの評価は購入する側にとっても、出品する側にとっても、

『その人が信頼できる購入者(または出品者)なのか?』

を図る大事なバロメータですので、軽視しないようにしていきましょう。

 

 

ではでは。