Amazonせどり・転売は、基本的には1人でもできるビジネスです。
しかし、せどりは『労働集約型』のビジネスのため、1人ではどうしても稼げる金額に限界があります。
商品のリサーチから、仕入れ作業、検品、出品、出荷、顧客のサポート対応、価格改定、出品後のメンテナンスなど、せどりにはやることが多くあります。
そのため、1人では時間が足りず、売上が頭打ちになっている。または、儲かってはいるけど、自分の自由な時間が取れない、という人は結構多いです。
それゆえに、せどりでそこそこ稼げるようになった人の多くは、せどりを組織化・外注化しようと考えます。
もちろん、その考えは正しいです。
せどりの作業を人に任せてしまえば、自分が何もしなくても売上が上がり、自由な時間も増えます。
しかし、だからといって、安易に組織化・外注化をに急ぐのはあまりオススメできません。
せどりの組織化・外注化にはメリットも多いですが、デメリットもそれなりにあります。
勢いで組織化・外注化を進めた結果、赤字になってしまったり、最悪訴訟問題に発展する可能性もあります。
基本的には、せどりの組織を作る、外注化するのはオススメします。
ただ、正しいやり方で行わなければ、後々面倒なことにもなりかねません。
そのため、本記事ではせどりの組織化・外注化のための必要なポイントをわかりやすく解説しています。
これから組織化・外注化を考えている人はしっかりとポイントを抑えておきましょう。
せどりの組織化・外注化とは?
かんたんにまとめるなら、
【自分がせどりの作業(作業の一部を含む)を行わずに、他人に任せて売上を上げる仕組みを作り上げること】
を指します。
組織化・外注化にもいくつか種類があります。
- 自分は一切指示を出さずにスタッフにせどりの業務すべてを任せる
- せどりの作業の一部をスタッフに任せて、自分は仕入れ、お金の管理など、重要な作業のみを行う
など、どこまでの仕組みを作るのかにもよりますが、基本的には「自分の仕事量が減っても、売上が上がる仕組み」を作り上げることを念頭においておきましょう。
せどりの組織化・外注化をするべき人
組織化・外注化の仕組みを作りたいと考えている人は
- せどりの売上を伸ばすため
- 自分の時間を増やすため
この2つの理由が圧倒的に多いです。
そのため、あなたも同じように考えているのであれば、今すぐでなくても、将来的には組織化・外注化を視野に入れたほうが良いでしょう。
せどりは基本的に1人でもできるビジネスですが、時間の制約もあるので、1人では売上に限界があります。
また、1人でも時間のある限り目いっぱい作業をすれば、それなりの稼ぎにはなりますが、それでは自由な時間がなくなってしまいます。
なので、あなたが会社員やフリーター、個人事業主、法人の経営者など関係なく、今よりさらに売上を伸ばしたい、またはせどりに費やす時間を減らして、自分の時間を増やしたいのであれば、組織化・外注化は考えておいたほうが良いでしょう。
せどりの組織化・外注化のメリット
1人のときよりも収益が増える
1人では時間の制約もあるので、どうしても稼げる金額には限界があります。
しかし、人を増やすことで単純に時間が何倍にもなるわけなので、その分だけ収益も増やせます。
仮にあなたが2人いて、同じだけ作業ができるとなれば、収益は2倍になります。
そうでなくとも、アルバイトやパートを雇い、仕入れ以外の作業をすべて任せてしまって、あなたは仕入れ作業のみに専念したとしても、あなたは仕入れ以外の作業をしなくて済むので、時間に余裕はできますし、その分、収益を伸ばすことができます。
自分が何もしないときでも収益が上がる
組織化・外注化によって、せどりの業務のすべてを任せられる仕組みを作り上げることができれば、あなたが何も仕事をしないときでも、スタッフが売上を上げてくれます。
せどりの作業の一部だけでも他人に任せられるようになれば、それだけでも売上は伸びるし、自由な時間も増えますが、そこからさらにせどり業務のすべてを任せられるようになれば、完璧な仕組みと言えるでしょう。
組織化・外注化を行うなら、やはりここを最終的には考えたいところです。
自分は他のビジネスに専念できる
組織化・外注化によって自分の時間に余裕ができれば、その時間を使い、あなた自身は他のビジネスに専念することもできます。
例えば、せどりの組織を作って、自分は何もしなくても売上が上がる状態を作る。その後、自分はせどりの情報発信、メルマガを実践して、そちらからも収益を発生させる。
または、別のせどり・転売を実践して、それが上手く行けば、今度はそちらでも組織化・外注化を行う。
など、色々と考えられます。
どちらかというと、こちらの方を目的として、組織化・外注化の仕組みを作る人が多いようです。
社会貢献・地域貢献になる
組織化・外注化の仕組みを作ることは、必ず”雇用を発生”させることに繋がります。
雇用を発生させるだけでも十分社会貢献になりますし、雇用する人があなたの地元の人なら、地域貢献にもなります。
ここを意識して組織化・外注化をやる人はあまり多くはないでしょうが、組織を作るということは結果的にはそうなるので、日本国内や地元の経済に少しでも貢献したい、という想いがあるなら、組織化・外注化はオススメします。
せどりの組織化・外注化のデメリット
せどりの組織化・外注化にはメリットだけではありません。当然、それなりのデメリットもあります。
しかし、どれも対策していれば問題ないことばかりですので、しっかりとデメリット部分についても理解しておきましょう。
人件費(外注費)がかかる
人を雇うとなると、当然ですが、人件費(または外注費)が発生します。
アルバイト・パートなら、成果報酬制にするか、時給制にするのかなどを考える必要がありますし、正社員の場合は毎月の給与が必要です。
また、一部の業務を外部委託する場合は、そちらの費用もかかります。
これらの費用を上回る収益を出せているなら問題ありませんが、費用すらも稼げないのであれば、何かしら仕組み作りに問題があります。
早急に見直しを計った方が良いでしょう。
教育が必要
一からスタッフを雇う場合、どうしても始めに【作業を教える】というのが必要になります。
経験者を雇えれば話は早いですが、それには後述する別の問題がありますし、同じせどりでも、人それぞれやり方が違うので、結局は一から教える必要がでてきます。
しかも、教える作業は、新しく人が増えるたびに行う必要があります。さらに言うと、一度教えただけですべて理解してくれる人はまずいません。
作業中、わからない事があれば何度も質問してくるでしょうし、その度に、答えていたのでは、結局は自分の時間が取られるだけになります。
そのため、教育する時間と回数を減らすために、後述する
- 完璧なマニュアルを作る
- リーダー役を作る
という方法が効果的です。
マニュアル作りが大変
上の項目と関連しますが、新しく人が増えるたびに毎回自分で教えていたのでは効率が悪いです。
そのため、組織化・外注化の仕組みを作るためには、必ずといっていいほど『業務マニュアル』が必要になります。
マニュアルは基本的に、WordやPowerPointで作ったものをPDF化するか、動画で作業内容を収録してマニュアルにすることが多いですが、ちゃんとしたマニュアルを作り上げるのは結構大変です。
なぜなら、マニュアルを渡す相手に100%内容が伝わらないと意味がないわけですし、少しでも理解できない部分があれば、結局質問されてしまうので、また時間が取られてしまいます。
仕入れ資金・経費が膨れ上がる
組織化・外注化の仕組みを作って収益を伸ばす場合、どうしても仕入れ量も増やす必要があるため、その分仕入れ資金が多く必要になります。
無在庫転売など、仕入れ資金が不要なものもありますが、それでも1人でやるときよりも経費が多くなるので、資金にある程度余裕をもって、組織化・外注化の仕組みを作っていきましょう。
突然休まれる、辞められるリスクがある(アルバイト・パート)
雇うのがアルバイト・パートの場合、相手方の都合でいきなり仕事を休まれたり、突然辞められたりするリスクがあります。
長期的な組織化・外注化を続けるのであれば、業務内容、給与体系、職場環境など、辞められるリスクを極力減らすことが大事です。
また、いきなり辞められても問題なく回せるよう、あえてアルバイトやパートには重要な作業を任せない、という方法もあります。
雇用や解雇の手続きが面倒(正社員)
雇うのがアルバイトやパートなら、いきなり辞められてもそれほど面倒な手続きはいりませんが、正社員ともなると、雇用関連の手続きが煩雑で手間がかかります。
正社員はアルバイト・パートに比べれば、突然辞められるリスクは少ないですが、それでも常に起こりうる可能性はあるので、アルバイトの時と同様に、職場環境などの整備はしっかりと整えておいたほうが良いでしょう。
ノウハウを持ち逃げされる・独立されるリスクがある
スタッフが、あなたからせどりのノウハウを学んだ後に、そのノウハウを持ち逃げされ、独立される可能性があります。
せどりのノウハウ自体はそれほど難しいものではなく、あとは時間と資金さえあれば、1人でも十分やっていけるレベルです。
そのため、あなたのノウハウをすべて伝えきってしまうと、「(あなたの下で)働くよりも、自分で同じことをやった方が儲かる」という思考になる場合があります。
あなたのノウハウを持ち逃げされると、今後の収益に影響がでる可能性もあります。
「そんなことをする人はいない」と思いたいところですが、最悪の事態も考えて、色々と決まりごとを設けて、縛っておいたほうが良いでしょう。
具体的には、
- 雇用契約時にノウハウの流出を禁止する項目を設け、それに同意してもらう
- 1人にすべてのノウハウを伝えずに、役割分担をさせる
- 流出しても収益への影響が少ないノウハウだけを伝える
- 流出しても再現性が低くて実行できないノウハウを伝える
などが考えられます。
外部の業者がいきなり潰れる場合がある
組織化・外注化の仕組みを作る場合、何も自分のところで人を雇うだけではありません。
業務の内容によっては、外部の業者にお願いすることもあると思います。
例えば、自分のところでやるよりも、外部の業者にお願いしたほうが安くつく場合などは、積極的に利用を考えるべきでしょう。
しかし、その場合、外部業者がいきなり潰れる可能性も考えておく必要があります。
人間関係で摩擦が起こる可能性
組織化・外注化の仕組みを作るためには、人を雇ったり、外部の業者と協力したりする必要があります。
つまり、1人でやる場合に比べ、他人と接する機会が増えていきます。
となると、人間関係でいざこざが発生する可能性は0ではありません。また、内部の人間が問題を起こせば、それは組織のトップであるあなたに問題が降りかかってきます。
これらの問題を調整&解決するだけでも手間がかかりますし、何より精神をすり減らされます。
それに加え、基本的にあなたが雇う人は、あなたよりも(せどりの)能力が劣る方がほとんどです。
さらに言うと、あなたが雇った人は、あなたほど売上を上げることに対して、真剣になってくれないことが多いです。
その能力の差や、ギャップの差で摩擦が生まれ、組織化・外注化が上手く行かないこともあります。
せどりの組織化・外注化を成功させるための11のポイント
ここからは、せどりの組織化・外注化を成功させるためのポイントを解説していきます。
1.どこまでの作業を任せるか?
せどりの作業では主に、
- 商品リサーチ
- 仕入れ作業(仕入先との連絡、発注、商品仕入れなど)
- 商品の荷受、運搬
- 検品
- 商品の清掃
- 写真撮影
- 出品
- 梱包
- 発送
- 商品の保管
- 顧客対応
- 価格改定
- 出品後のメンテナンス
などがあります。
※仕入れるジャンルによっては不要なものもあります
このうち、まずはどこまで任せるのか、任せずに自分でやるのかを分けましょう。
理想はすべての作業をスタッフに任せることです。
1人にすべて任せてしまっても良いですが、それだとよほど優秀な人でないと務まらないですし、ノウハウを持ち逃げされるリスクもあります。
また、難しい作業ほど、教えるのに時間がかかります。
そのため、まずは簡単な作業からスタッフに任せるようにしましょう。
上記の中でいうと、商品の荷受~発送までが、比較的誰にでもすぐ覚えられる作業です。
また、収益に直接関わる部分ではないので、ノウハウを持ち逃げされてもそう痛くはありません。
そして、簡単な作業で仕事に慣れてきたら、今度はリサーチ作業や仕入れ作業など、少し難易度の高い仕事をやってもらう。
もしくは、検品~発送部隊はそのままにしておいて、それとは別にリサーチ専門、仕入れ専門の部隊を作るのも良いでしょう。
あなたが組織化・外注化の到達点として、
「自分が何もしなくても売上が上がる仕組みを作りたい」
というのであれば、いきなりすべての作業をスタッフに任せるのではなく、各作業ごとに部隊を分ける。
もしくは、簡単な作業から徐々に教えていって、いずれはすべて任せられるようにする。
という感じで、ゴールから逆算して、スタッフの教育方法を考えていくと良いでしょう。
2.完璧な業務マニュアルを作る
せどりの組織化・外注化を行うのであれば、業務マニュアルは必須です。
極論を言えば、『マニュアルを読めば100%作業内容が理解できて、誰に質問しなくても作業ができる』レベルのマニュアルを作るべきです。
でないと、分からないことがあれば、あなたに質問してくるでしょうし、それに毎回対応していたのでは何のための組織化か分かりません。
とはいうものの、いきなり完璧なマニュアルを作るのは難しいです。
なので、スタッフから質問がある度に、それをマニュアルに反映させていきましょう。
そうすることで、いずれ完璧なマニュアルを作り上げることができます。
3.始めのうちは自分で指示を出す
はじめの内はマニュアルも整備できていないですし、スタッフのあなたからの指示で動くことがほとんどです。
そのため、多少面倒でも、細かく指示を出して、スタッフを育てていきましょう。
その内容をマニュアルに反映させれば、さらに良いマニュアルができますし、あなた自身も、普段やっていることを人に教えることで、よりせどりへの理解度が深まります。
4.成果報酬制と時給制どちらにすべきか?
組織化・外注化でスタッフを雇う場合、必ず問題になるのが、『お給料の話』です。
給料が高ければ人は集まりやすく、長続きしやすいですし、反対に給料が安ければ、人は集まりにくくて、すぐ辞められる要因になります。
この辺りはあなたの住んでいる地域の平均時給なども絡んでくるので、一概にいくらにすべきとは言えないのですが、給料を決めるときのポイントとして
- 成果報酬制
- 時給制
どちらにするか?という問題がありあす。
『成果報酬制』とは、その名の通り、成果が出た分だけ支払う報酬体系です。
例えば、
- 検品~発送を1商品行うごとに○○○円
- リサーチで1商品見つけるごとに○○円
- 1商品仕入れるごとに○○○円
といった感じです。
『時給制』については説明するまでもないでしょう。
基本的に時給制の方が人件費の計算は付きやすいです。
ただし、時給制にすると、スタッフがあなたの見ていないところでサボることもありえますし、スタッフの能力が低すぎる場合、売上があまり伸びずに赤字になる可能性もあります。
成果報酬制は上手く使いこなせれば、確実にせどりの利益を残しつつ、組織を回していく事ができます。
しかし、スタッフ側からすると、あまり馴染みがない点や、給料が安定しないなどの理由で嫌がる場合もあるかも知れません。
どちらが良いかについては、任せる仕事の内容、作業の難易度など、さまざまな要素が絡んできます。
私の経験上、
- 成果が分かりやすい、見えやすい作業については 『成果報酬制』
- 成果が一定しない、分かりづらい作業の場合は 『時給制』
という感じで使い分けるのが良いでしょう。
もちろん、両方を併用するのも悪くありません。
5.目標の売上・利益から逆算して給料を決める
続いて、スタッフへの給料についてですが、スタッフを雇う以上、赤字になってしまっては意味がありません。
そのため、スタッフを雇う場合は、「スタッフに給料を支払っても十分な黒字になる(赤字にならない)」というラインをあなたが設定して、そこから逆算して給料体系を決めるようにしましょう。
スタッフを雇う以上、支払った給与分、あなたの時間が増えないと意味がないですし、あなたの時間が増えないのなら、その分だけ、売上・利益が増えなければ意味がありません。
なので、スタッフを雇った場合にどれだけの時間と売上・利益が増やせるのかをシミュレートして、給料を決めましょう。
6.スタッフを信頼しすぎない
基本的にスタッフに対しては100%の信頼を持たないようにしましょう。
スタッフはあなたのために働いてくれているのではなく、お金のために働いていることがほとんどです。
信頼していないわけではないが、ほどほどの信頼に留めておくのがベストです。
こう書くと「心の狭いやつ」と思われがちですが、組織化・外注化で他人を雇う以上、最悪のケースは常に考えて、それが起こったときはすぐに対応できるようにしておいたほうが良いです。
ここでいう最悪のケースとは、ノウハウの持ち逃げや金銭・道具類の持ち逃げ、連絡なしに突然辞められる場合を差します。
あなたがスタッフのことを信頼していても、スタッフはどうかは分かりません。
突然の離反は、リアルで会っている場合でも起こりえますし、ネット上のみの雇用関係だと、より起こる可能性はあります。
そんな時でも、スタッフを信頼しすぎないでおけば、ダメージは少ないですし、立ち直りも早いです。
ただし、あなたはスタッフのことを信頼していなくても、スタッフからの信頼は得られるよう、常に考えていきましょう。
7.50%も働いてくれればラッキー
「スタッフが自分と同じように働いてくれる」というのは、まず叶うことのない妄想です。
スタッフは基本的にあなたと同じ志を持っているわけではなく、自分のため、お金のために働いています。
そのため、ぶっちゃけて言えば、あなたの事業がどうなろうと知ったことではないのです。
もちろん、スタッフはあなたの事業が上手くいった方が良いと思ってはいます。
ただ、あなたが考えているほど、スタッフは事業の成長を望んでいません。
つまり、あなたの考えと、スタッフの考えには”ギャップ”があるのです。
このギャップ差が普段の働きにも影響します。
要は、あなたは事業を伸ばしたい、売上を増やしたいから頑張っているけど、スタッフはそうは思っていない。
時給制の場合、スタッフにしてみれば、あなたの事業の売上が伸びような伸びまいが、もらえる給料は一緒です。
なので、ほぼ100%の確率であなたは雇ったスタッフに対して、「もっと頑張ってくれないかなー」という気持ちを抱くはずです。
その気持ちが強くなってしまうと、スタッフに強く当たってしまい、そこから人間関係に摩擦が生じやすくなります。
そのため、基本的にスタッフの働きに対しては過度の期待を持ち過ぎないようにしましょう。
自分の能力の50%分でも働いてくれたら十分と考え、50%分の働きでも収益が出せる仕事の割り振りを考えていきましょう。
8.必要であれば業務委託も考える
本記事での組織化・外注化については、基本的には自分のところでスタッフを雇うことに重きをおいています。
しかし、作業内容によってはスタッフに任せるよりも、外部業者に任せたほうが確実な場合があります。
その場合はスタッフにやらせることには固執せず、より効率的に業務を回していける方法でやっていきましょう。
ただし、外部に委託する場合は、その外部業者がいきなり潰れる可能性も考慮して、リスクヘッジの手段は考えておく必要があります。
9.常に不測の事態に備える
とにかく、せどりの組織化・外注化には常に不測の事態が付きまといます。
人間関係や取引先など、1人でやっているときよりも、関わる人数・業者が多くなるので、それら一つ一つの調整はあなたがやる必要があります。
面倒ごとは起こってから対処するのではなく、起こらないようにするのがベストです。
しかし、そうはいっても、100%起こらないようにするのは難しいので、仮に起こったとしても、被害を最小限に抑えるように対策は取っておくべきでしょう。
10.スタッフの中からリーダーを立てる
組織が大きくなってくるにつれ、新しく入ってきた人をあなたがいちいち対応して教育していたのでは、結局何をやっているのか分かりません。
そのため、組織が育ってきた頃合を見つけて、スタッフの中から優秀な人をリーダーに任命しましょう。
それで、新しいスタッフへの教育などは、そのリーダーに任せます。
そうすることで、次々と新しい人が入ってきたとしても、あなたが対応する必要はなくなります。
リーダーに任命する人は、
- スタッフの中でも優秀で能力がある人
- スタッフから信頼されている人
- あなたが信頼している人
- あなたを信頼してくれている人
がベストです。
あなたが自身が現場に入るのであれば、リーダー役は必須ではありません。
ですが、せどりの組織化・外注化をして、「自分がいなくても売上が上がる仕組み」を作りたいのであれば、リーダー役の設置は必要になってきます。
リーダーについては、いきなりリーダーとして育てるのではなく、スタッフの中から優秀な人を選ぶようにしましょう。
11.サプライズなことをする
スタッフに長く働いてもらいたい、長期的な組織を作っていくのであれば、時々サプライズ的なイベントを開催すると良いです。
例えば、今月は売上が好調だったから、スタッフ全員に臨時ボーナスを出す、というのもサプライズです。
全く予想外のサプライズボーナスを喜ばない人はいません。
他には、スタッフの誕生日を予告なしに祝う、誕生日にプレゼントをする、などもサプライズです。
スタッフにとってプラスになるサプライズであれば、喜んでくれるでしょうし、「また何かサプライズがあるかも?」という機会を抱かせることもできます。
やりすぎは逆効果になりかねませんが、程ほどに行うのであれば、スタッフへの活力にもなりますし、あなたへの信頼度も増します。
まとめ:せどりの組織化・外注化の仕組みを作り、ビジネスを拡大&自由な時間を作りましょう!
今回は、せどりの組織化・外注化の仕組みを作るための方法、メリット・デメリットなどをお伝えしました。
1人でせどりで稼げるようになると、一度は組織化や外注化を考えるようになるはずです。
自分が普段やっていることを他人に任せられれば、それだけ自分の時間ができるわけですし、収益も増やせます。
また、せどりは完全にスタッフに任せて、あなた自身は別のビジネスに着手することもできます。
基本的にはある程度まで1人で稼げるようになったら、組織化・外注化は検討するべきですが、そのためには考えなくてはならないことがたくさんあります。
特に人間関係については、あなた自身との考え・能力のギャップや、思うように働いてくれない、人間関係に摩擦が生まれる、給料はどうしようか、など、悩まされる部分は多いです。
しかし、組織が上手く回るようになると、本当の意味で「あなたが何もしなくても売上が上げる仕組み」が作れるようになります。
そこまで行かなくとも、せどりの作業の一部でも誰かに任せることができれば、あなた自身は相当楽になるはずです。
せどりの組織化・外注化であなたのチームを作り、よりせどりビジネスで成功していってください。
それでは最後までお読みいただきあありがとうございました。