田舎でせどりは稼げない?そんなことはありません!
あなたのお住まいは都会ですか?それとも田舎ですか?
実は、『都会』と『田舎』の違いって、明確な定義はなくて、『○○より都会』『○○より田舎』という表現で使われることがほとんどです。
私の住んでいる地域は、東京や大阪のような大都会に比べれば田舎ですし、本当のド田舎の人からみれば、十分都会だと思います。
それで、一般的に田舎でのせどりは不利だと言われていますが、本当にそうなのでしょうか?
私はそこそこの都会であり、かつ、そこそこの田舎に住んでいますが、田舎せどりが不利だと感じたこともあれば、逆に田舎だからこそ有利な点も大いにあると思っています。
なので、今回の記事では、田舎せどり特有のメリット・デメリットを解説しつつ、
田舎に住んでいるけど、せどりで稼ぐためにはどうすればよいのか?についてお話しします。
「田舎住まいだけせどりで稼ぎたい!」という方は、参考にしてみてください。
田舎せどりのメリット
個人店が意外と穴場になる
田舎せどりではブックオフやハードオフなどの全国チェーンは少ないですが、その分、個人でやっている小さなお店が充実している事があります。
そういったお店は、全国チェーン店のように値付けがシビアではなく、そのお店の基準で値段が付けられるため、たまにビックリするような『お宝商品』が見つかることがあります。
私が過去に通っていた個人店では、突然ビジネス書が全品半額になったり、Amazonで13,000円で売れるDVD-BOXが980円で売られていたり
他のチェーン店ではありえないような仕入れも何度もできてきたので、個人店でも通ってみる価値はあります。
ライバルが少ないので、美味しい商品を仕入れやすい
田舎せどりは都会に比べれば人口自体も少ないし、せどりをしよう!という人も少ないため、ライバルが非常に少ないです。
ライバルが少ないと、自分がお宝商品を仕入れられる可能性が高くなります。
反対に都市部だとライバルの数も多くなるため、商品の数や店舗数が多くても、仕入れにくくなる可能性が高くなります。
田舎せどりのデメリット
店舗数が少ない
これが一番のデメリットでしょうか。
周りに店舗がないとそもそも仕入れができないので、店舗数が少ないのはせどりにおいては大きなデメリットです。
全国チェーン店が少ない
ブックオフやハードオフなど、全国展開しているリサイクルショップは、その知名度を生かして商品が集まりやすい(売るに来るお客が多い)という特徴があります。
個人店で売るよりも、大手チェーン店で売ったほうが安心だと感じる人はまだまだいるという事ですね。
全国チェーン店は買取の値段に関しては厳しい場合もありますが、そもそも商品が仕入れられなければ稼ぐこともできません。
商品がたくさん集まってくるチェーン店は、せどらーにとってはありがたい存在でもあります。
なので、こういった有名なチェーン店が少ないのも田舎せどりではデメリットに働きます。
自家用車がほぼ必須
これは田舎・都会関係なくですが、店舗せどりをする場合は自家用車はあった方が良いです。
ただ、都会だと駅前にリサイクルショップがあったりして、電車での移動でも仕入れが出来る場合があります。
なので、その場合は車は絶対に必要というわけではありません。
ですが、田舎せどりの場合、たいてい郊外にお店があるので、車がないと仕入れをするのがかなり難しくなります。
店舗間の移動に時間がかかる
田舎せどりは店舗が少ないのがデメリットですが、店舗数が少ないと、店舗間の移動にも時間がかかります。
私も以前、住んでいる県の端の方の店舗まで仕入れに何度も行っていましたが、車で1時間~1時間半ほどかかっていました。
往復だと2時間~2時間半ほどです。
車での移動はドライブが好きじゃない人だと体力を使いますし、移動の時間って基本的にお金を生み出しているわけじゃないので、かなり無駄な時間になります。
移動時間も加味すれば、1店舗あたりにかける時間も増えますし、その割にあまり仕入れができないとなったら、
「そもそもその店舗に行かない方が良かった」なんて事にもなりかねません。
商品の発送、到着にも時間がかかる
本当のド田舎に住んでいる方だと、購入した商品が届くのにも時間がかかるでしょうし、発送したい商品があっても、なかなか集荷に来てくれない、などの悩みもあると思います。
発送や到着が1~2日遅れても、それほど大きな影響がでるわけではありませんが、すぐに欲しい物が届かない、発送できないのはデメリットですよね。
店が閉まるのが早い
田舎のお店は閉まるのが早いです。
郊外の大型店、駅前の店舗などだと、夜10~11時までやっているのが普通ですが、田舎の小さい店舗だと夜8~9時ぐらいまでに閉めるところもあります。
閉店時間が早い店舗を仕入れルートに含めるなら、事前にルートチェックは必須です。
ネットが繋がりにくい場所がある
今はもうよほどの山奥とかでなければ、たいていはネットは通じると思いますが、私が過去に経験した例では、
『店舗入り口付近では普通に繋がるのに、店舗の一角でネットに繋がりにくい場所がある』
という店舗も経験しました。
その一角だけネットに繋がらないので、商品が調べられない。
仕方ないので、その時はバーコードの数字をメモって、ネットが通じる場所まで移動して商品検索していました。
クレジットカードが使えないお店もある
せどりの仕入れでクレジットカードを使っている人は多いと思いますので、カードが使えないのは非常に不便ですよね。
これは個人店だけでなく、ブックオフのような全国チェーン店でもクレジットカードが使えないお店がたまにあります。
(フランチャイズ店だと多いかも)
人口が少ない地域だとすぐに商品の在庫が無くなる
店舗せどりで継続的に稼ぎ続けるためには、そのお店に商品を売ってくれる人の存在が必要不可欠です。
商品を売る人がいなくなれば、お店に新しい商品が並ばなくなる。
そうなると、仕入れもできなくなりますよね。
なので、店舗せどりで稼ぐ上で、その地域の店舗数も重要なのですが、それ以上に、その店舗周辺の人口がどれぐらいいるのかも、かなりの重要な要素です。
田舎だとそもそも人口が少ないので、『商品を売りに来る人も少ない=商品の補充もあまり期待できない』ことになってしまいます。
田舎せどりをする時の注意点
店舗間のルートは事前に調べておく
田舎せどりでは店舗間での移動がネックになるため、事前の下調べは必須です。
Googleマップを使って店舗の場所をチェックして、そこから移動ルートを必ず調べておきましょう。
各店舗間の移動時間も分かるので、あとは店舗の滞在時間をどれぐらいにするか決めておけば、移動も含めたトータルの時間を割り出すことができます。
これを事前にしておかないと、行き当たりばったりになり、効率がかなり悪くなってしまいます。
現金を多めに用意しておく
田舎のお店や個人店ほど、クレジットカードの機械を導入していないことが多いです。
なので、現金は多めに持っていきましょう。
お店によって通う頻度を変える
これは通常の店舗せどりでも同じですが、お店によって商品の入荷頻度や入れ替え頻度は違います。
頻繁に入荷されるお店なら、行く頻度を増やしてもいいですが、逆に滅多に入れ替えがなさそうなお店なら、それほど頻繁に行く必要はありません。
特に、巡回ルートから大きく離れたお店へ行く場合は、無駄足にならないように、あらかじめ行く頻度を決めておきましょう。
週1、2週に1回、月1など、お店の状況を見て、判断してみてください。
田舎住まいでもせどりで稼ぎたいなら・・・
田舎せどりを諦める
ものすごく身も蓋もない言い方ですが、あなたの住まいの周りに店舗がなかったり、お店の商品がなかなか補充されないような地域だと、どれだけの知識やテクニックをもってしても稼ぐのは難しいです。
もちろん、全く稼げないわけではありませんが、店舗も少なく、商品も仕入れられないとなれば、稼げる金額の上限もおのずと限られてきます。
そのため、「もっと稼ぎたい!」という人は、素直に田舎せどりを諦めて、違う方法で稼ぐことも検討したほうが良いでしょう。
電脳せどり中心に切り替える
田舎せどりがダメなら、一番いいのはやはり『電脳せどり』ですね。
電脳(ネット)からの仕入れなら、全国に仕入れ店舗があるのと同じで、ネットさえ繋がっていれば田舎住まいだろうと関係なく、商品を仕入れることができます。
こちらに電脳せどりの記事を載せていますので、
ぜひ参考にしてみてください。
↓↓
遠征せどりも視野に入れる
近隣の店舗がダメなら、いっそのこと他県に遠征してみる、という手もあります。
こちらはまた別の記事にまとめようと思います。
まとめ
さて、ここまで田舎せどりについて色々とお話してきました。
もしかしたら、あなたの住まいが田舎で、「田舎せどりでも稼げる方法が見つかるかも!」という期待を持っていたのかも知れません。
ですが、今の様々な状況を考えると、今後、田舎でのせどりで稼ぎ続けるのはかなり難しくなっていくと思われます。
今は電脳(ネット)せどりが全盛で、店舗せどり自体が縮小傾向にありますし、田舎や過疎地域では人口もドンドン減ってきています。
それに伴い、個人店を中心に廃業しているお店も多くなっていますし、大手チェーン店の閉店も少なくありません。
人口減 ⇒ 店舗減 の悪循環が止まらなくなっているのです。
正直、この流れは今後も止まらないでしょう。
なので、田舎住まいの方は田舎でのせどりに固執するのではなく、電脳せどりや、遠征せどりなどに活路を求めていったほうが良いです。
もちろん、田舎せどりも全く稼げなくなるわけじゃないので、メインとしてではなく、サブの仕入先として利用するのは良いでしょう。
魚釣りと同じで、全く魚が釣れない場所で粘るよりも、魚が釣れるスポットに移動した方が良いです。
なので、あなたのお住まいの周辺に仕入れられる場所があまりないのなら、電脳(ネット)や他県への遠征での仕入れも視野にいれることも考えてみてください。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。