中古CDやDVDを販売していると、ディスクの読み取り面に付いた傷が気になることがあります。
見た目はそれほど悪くなくても、再生すると音飛びしたり、途中で映像が止まったりすることもあります。
そんなときに役立つのが「ディスク研磨機」です。
ディスク研磨機を使えば、読み取り面に付いた傷を研磨し、読み込み不良を改善できる場合があります。
私も以前、中古CD・DVDせどりを行っていた際に「SIMO-R1」というディスク研磨機を使っていました。
ただし、研磨機を使えばどんな傷でも修復できるわけではありません。また、すべての中古ディスクを研磨する必要もありません。
この記事では、
- 中古CD・DVDせどりにディスク研磨機は必要なのか
- おすすめのディスク研磨機3機種
- 手動式と電動式の違い
- 実際にSIMO-R1を使用していた経験
- 研磨した方がよい商品、しない方がよい商品
- 研磨機を使う際の注意点
について解説します。
※紹介する機種の仕様は2026年10月時点で確認しています。価格や販売状況は変わるため、購入前に販売ページをご確認ください。
中古CD・DVDを少量だけ研磨するなら、手動式の「200-CD028」で十分な場合があります。
手動作業の手間を減らしたいなら、電動式の「200-CD027」が候補です。
継続的に多くのディスクを研磨する場合は、消耗品を交換できる本格的な研磨機も検討しましょう。
ただし、どんな傷でも修復できるわけではないため、使用頻度や用途に合わせて選ぶことが大切です。
中古CD・DVDせどりにディスク研磨機は必要?
結論から言うと、中古CD・DVDを継続的に取り扱うのであれば、ディスク研磨機は持っておくと便利な道具です。
ただし、少量しか取り扱わない場合は、無理に購入する必要はありません。
ディスク研磨機の主な役割は、傷によって読み取りが難しくなったディスクの修復です。
例えば、仕入れた中古DVDに傷があり、途中で再生が止まってしまうとします。
そのままでは正常に再生できる商品として販売できませんが、研磨によって読み取り不良が解消されれば、販売できる可能性があります。
また、正常に再生できるディスクでも、表面の細かな傷やくもりが改善されることがあります。
ただし、研磨機の種類や傷の状態によって仕上がりは異なります。
傷が完全に消えるとは限らず、研磨したことで新しい研磨跡が残る場合もあります。
そのため、研磨機は「中古ディスクを新品同様にする道具」ではなく、「傷による読み取り不良や盤面の状態を改善するための道具」と考えた方がよいでしょう。
ディスク研磨機を使うメリット・デメリット
ディスク研磨機には、次のようなメリットとデメリットがあります。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 販売できないほどの酷いの商品を、販売できるレベルまで修復することができる 他の出品者よりもより早く、より高い価格で販売できる 購入者からのクレームが少なくなる 良い評価を得られやすくなる 他の出品者との差別化になる | 修復できない傷もある 本体の購入費用がかかる 研磨作業に時間がかかる 研磨剤やパッドなどの消耗品が必要 研磨によって盤面を傷める可能性がある |
中古CD・DVDを多く取り扱うのであれば、研磨機が役立つ場面はあります。
特に、読み取り不良のある商品を修復できた場合は、仕入れた商品の損失を減らせます。
一方で、研磨機を使うには購入費用だけでなく、研磨剤やパッドなどの消耗品代、作業時間も必要です。
そのため、研磨することで得られるメリットと、作業にかかる費用・時間を比較することが大切です。
せどり用ディスク研磨機おすすめ2選
ディスク研磨機には、手動で研磨するシンプルなものから、電動式の本格的なものまであります。
ただし、現在は販売終了している機種も多く、以前と比べて選択肢が限られています。
今回は、Amazonでの購入を考えている方向けに、サンワダイレクトの2機種を紹介します。
| 機種 | 研磨方式 | おすすめの用途 |
|---|---|---|
| サンワダイレクト 200-CD028 | 手動式 | 少量のディスクを低予算で研磨したい |
| サンワダイレクト 200-CD027 | 電動式 | 手動で研磨する手間を省きたい |
どちらも家庭向けの製品であり、大量のディスクを継続的に研磨する用途には向いていません。
また、どちらの機種も交換用の研磨パッドが単品販売されていないため、長期間使用する予定なら注意が必要です。
1. サンワダイレクト 200-CD028|少量の研磨向け
200-CD028は、サンワダイレクトが販売している手動式のディスク修復機です。
電源を使わず、手でノブを回してディスクを研磨します。
CDやDVD、対応するゲームディスクの読み取り面に付いた傷の修復を目的とした製品です。
構造がシンプルで、比較的少ない予算で購入できる点がメリットです。
一方、手動式なので、複数枚のディスクを続けて研磨する場合には手間がかかります。
また、メーカーによると修復の目安は約50枚で、交換用研磨パッドの単品販売は行われていません。
そのため、中古ディスクを大量に扱う人には不向きです。
200-CD028は、たまに傷のあるディスクを修復したい方や、初期費用をできるだけ抑えたい方に向いています。
2. サンワダイレクト 200-CD027|電動式で作業の手間を軽減
200-CD027は、サンワダイレクトの電動式ディスク修復機です。
手動式の200-CD028とは異なり、ボタン操作でディスクの研磨やクリーニングを行えます。
専用の修復パッドや修復液を使い、複数の工程で研磨する仕組みです。
手動でノブを回す必要がないため、作業の手間を減らせることがメリットです。
ただし、こちらも業務用の本格的な研磨機とは異なります。
メーカーによると、各パッドの使用目安は50回程度で、交換用パッドや修復液などの消耗品は単品販売されていません。
そのため、長期間にわたって大量のディスクを研磨する用途には注意が必要です。
手動で作業するのは面倒だけれど、高額な研磨機までは必要ないという方に向いた選択肢です。
本格的なディスク研磨機を探している方へ
中古CDやDVDを継続的に大量に取り扱うのであれば、交換用の研磨パッドや研磨剤を購入できる本格的な研磨機も検討したいところです。
例えば、株式会社ケンマックが販売している「DVDケンマくんMATE」という電動式の研磨機があります。
DVDケンマくんMATEは、業務用の研磨技術をベースに開発された家庭向けの製品で、専用の研磨剤やバフなどの消耗品も販売されています。
先ほど紹介したサンワダイレクトの2機種とは異なり、消耗品を交換しながら継続して使用できる点がメリットです。
一方で、本体価格は高くなります。
また、2026年10月時点ではAmazonでの販売を確認できず、購入先が限られています。
そのため、今回のおすすめ2機種には含めていません。
中古ディスクを少量しか取り扱わないのであれば、無理に高額な研磨機を購入する必要はないでしょう。
反対に、継続して多くのディスクを研磨する予定がある方は、本体価格だけでなく、消耗品の入手しやすさやランニングコストも含めて検討することをおすすめします。
なお、研磨機を購入せず、必要なディスクだけ専門業者に研磨を依頼するという方法もあります。
研磨する枚数が少ない場合は、こうした方法も選択肢の一つです。
私が使っていたディスク研磨機「SIMO-R1」
ここまで現在の購入候補となる機種を紹介しましたが、私が以前使っていたのは「SIMO-R1」というディスク研磨機です。

中古CD・DVDせどりを行っていた頃に、実際にディスクの傷を研磨するために使っていました。
SIMO-R1は、専用の研磨パッドと研磨剤を使用する電動式の研磨機です。
傷の状態に応じて研磨パッドや研磨剤を使い分けられる点が特徴でした。
2万円以下のお手頃価格でキズ有りのディスクをキレイに修復してくれます。
キズ有りディスク商品の多くは『SIMO-R1』で修復できるので、これ1台あればかなりの利益率UPが望めます。
私も一時期かなりお世話になりました。
ただし、現在(2026年10月時点)は新品の販売が停止しており、公式から購入することはできません。
ヤフオクやメルカリなどで中古を手に入れるしか方法はありませんが、本体の状態や専用消耗品の入手方法を十分に確認する必要があります。
そのため、これから新しく購入する方には、無理にSIMO-R1を探すより、現在販売されている研磨機から選ぶことをおすすめします。
SIMO-R1の販売終了については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
以前作成した記事では、SIMO-R1の研磨手順について、写真付きで詳しく紹介しています。

SIMO-R1の詳しい使い方を知りたい方は、そちらも参考にしてください。
ディスク研磨機を使った方がよい商品・使わない方がよい商品
中古CD・DVDせどりでは、すべての商品を研磨する必要はありません。
研磨する価値がある商品と、そうでない商品を分けて考えましょう。
研磨した方がよい商品① 修復できれば利益が見込める商品
例えば、中古市場で比較的高く販売できるCDやDVDに、読み取り不良の原因と思われる傷が付いている場合です。
そのままでは正常な商品として販売できなくても、研磨によって再生できるようになる可能性があります。
ただし、修復できるかどうかは傷の深さや状態によって異なります。
研磨しても正常に再生できない場合は、無理に販売しないようにしましょう。
研磨した方がよい商品② 盤面の状態改善が販売につながる商品
中古ディスクの中には、再生には問題がなくても、読み取り面に細かな傷が多いものがあります。
そうした商品では、研磨によって盤面の状態が改善される場合があります。
特に、販売価格が比較的高い商品や、商品状態を重視する購入者が多い商品では、研磨を検討する価値があります。
ただし、研磨しただけでAmazonのコンディションを上げられるわけではありません。
ディスクだけでなく、ケース、ジャケット、付属品などの状態も確認し、実際の商品状態に合ったコンディションで出品することが重要です。
研磨した方がよい商品③ プレミア商品
一般的にプレミア商品は売値が高額になりがちです。また、古い商品が多いので、状態があまり良くない商品も多いです。
そんな中、ディスクがキレイな商品を出品することで、元々高い売値をさらに引き上げることができます。
利益額が小さい商品をちまちま研磨するよりも、こういった一発の利益が大きい商品を研磨した方が、利益の上積みが望めます。
研磨しなくてもよい商品① 販売価格が安い商品(1,000円以下が目安)
販売価格が安いCDやDVDの場合、研磨しても十分な利益が残らないことがあります。
研磨剤やパッドの費用に加えて、作業時間もかかります。
例えば、研磨して販売価格が多少上がったとしても、作業に時間がかかりすぎるのであれば効率的とはいえません。
そのため、研磨によって得られるメリットが小さい商品は、無理に研磨する必要はないでしょう。
研磨しなくてもよい商品② もともと状態のよい商品
読み取り面にごく薄い傷がある程度で、正常に再生できる商品です。
このような商品を無理に研磨すると、かえって研磨跡が付いてしまう可能性もあります。
傷の程度が軽く、販売上の問題もないのであれば、そのままの状態で出品する方がよい場合もあります。
重要なのは、すべてのディスクをきれいにすることではなく、必要な商品にだけ研磨機を使うことです。
ディスク研磨機を使う際の注意点
1. すべての傷を修復できるわけではない
ディスク研磨機は、主に読み取り面の傷による不具合を改善するための道具です。
傷が深すぎる場合や、ディスクの記録層にまで損傷が及んでいる場合などは、修復できないことがあります。
また、ラベル面に傷があるディスクや、ひび割れ・変形があるディスクは、研磨できない場合があります。
何度も研磨を繰り返すと、かえって盤面を傷める可能性もあるため、無理な研磨は避けましょう。
2. ブルーレイやゲームディスクには対応していない機種がある
ディスク研磨機を購入する際は、対応メディアを必ず確認してください。
CDやDVDに対応していても、ブルーレイディスクに対応しているとは限りません。
例えば、今回紹介したサンワダイレクトの200-CD028と200-CD027は、ブルーレイディスクやブルーレイを使用したゲームソフトには対応していません。
PlayStation 3・4・5などのゲームソフトを研磨したい場合も、対応機種を慎重に確認する必要があります。
対応していないディスクを研磨すると、かえって状態が悪化する可能性があります。
3. 研磨後は必ず動作確認する
見た目の傷が減ったとしても、正常に読み込めるようになったとは限りません。
研磨後は、実際にディスクを読み込ませて、再生できるか確認することが重要です。
特に、もともと読み取りエラーがあった商品については、問題が発生していた箇所を確認してください。
可能であれば全体の動作確認を行い、確認できていない部分がある場合は、その点も踏まえて商品状態を判断しましょう。
4. 消耗品の入手方法も確認する
ディスク研磨機には、研磨パッドや研磨剤などの消耗品が必要です。
本体価格が安くても、交換用の消耗品を購入できなければ、長期間使い続けることは難しくなります。
特に中古CD・DVDを継続的に販売する予定なら、本体価格だけでなく、消耗品の販売状況も確認しておきましょう。
まとめ|ディスク研磨機は使用頻度に合わせて選ぼう
中古CD・DVDせどりにおいて、ディスク研磨機はあると便利な道具です。
ただし、必ず用意しなければならないものではありません。
今回紹介した機種は、それぞれ次のような人に向いています。
- サンワダイレクト 200-CD028:少量のディスクを低予算で研磨したい人
- サンワダイレクト 200-CD027:手動で回す手間を省きたい人
- DVDケンマくんMATE:継続して多くのディスクを研磨する人
私自身、以前はSIMO-R1を使っていましたが、すべての商品を研磨する必要はないと感じています。
研磨することで販売につながる可能性がある商品や、状態を改善したい商品に絞って使用する方が効率的です。
また、研磨によって傷が改善されても、必ず正常に再生できるとは限りません。
研磨後の動作確認と、実際の商品状態に合ったコンディション設定は欠かせません。
まずは自分が取り扱うディスクの枚数や、研磨が必要になる頻度を考えたうえで、無理のない機種を選んでみてください。
なお、中古CD・DVDを販売する際には、研磨だけでなく、保管方法や梱包方法も大切です。
商品を保護するOPP袋については、別の記事でおすすめのサイズや選び方を紹介しています。

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