まず結論として、もしあなたがせどりを行っているのであれば、せどり事業用の『名刺』は作っておいたほうが良いかもしれません。
なぜなら、
- 卸し仕入れ先の業者
- 同業者が集まるセミナーや勉強会
- 懇親会
などで名刺を渡す可能性があるからです。
せどりは基本的に人とあまり関わらずできるビジネスなので、一見すると名刺は不要のように思うかも知れません。
ですが、最近はリアルで会って情報交換をする機会も増えてきました。
その際、あなたの本業(せどり以外)の名刺を渡しても構いませんが、せどりを本業としているのであれば、せどり事業用の名刺を渡した方が良いでしょう。
名刺があるのないのとでは、相手の印象もだいぶ変わってきます。
というわけで、本記事では、
- せどり用の名刺を作ったほうが良い理由
- どうやって名刺を作成するのか?
- 費用はいくらぐらいなのか?
- 名刺の肩書はどうすれば良いか?
- ペンネームや偽名を使うのはアリか?
- 名刺にどれぐらい効果があるか
などを解説していきたいと思います。
参考にしてみてください。
せどり用の名刺はこんなときに役立ちます
同業のセミナー、勉強会、懇親会
私の経験上、ネットビジネス系のセミナーや懇親会で名刺交換することはあまり多くありません。
ですが、初対面同士の話のキッカケとして名刺を渡すと、そこから話が膨らみやすくなります。
名刺にあなたのビジネス内容を載せていれば、そこから話も膨らみますし、住所を載せていれば、必ずといって良いほど、住所ネタで盛り上がります。
もし、相手が同郷だった場合は、そこからさらに仲良くなって、LINE交換や、電話番号交換にまで発展する可能性もあります。
また、他の参加者に話しかけるのに比べると、主催者の方にいきなり話しかけるのはちょっとためらってしまう人もいると思います。
ですが、名刺があれば最初の取っ掛かりとして名刺を渡して、そこから話を膨らませていくようにすれば、自然と主催者の方とコンタクトを取ることができます。
そこで主催者の方と仲良くなったり、他の方ともビジネスに発展する可能性もあるので、意外と名刺は役に立ちます。
卸し仕入れ業者・取引先の相手
あなたがせどりの卸し仕入れを検討している場合、当然取引先との交渉が必要になります。
そこで担当者の方と色々と話をすると思いますが、もし名刺も持たずに話をしに行ったらどうでしょうか?
おそらく、門前払いを食らうと思います。
何故なら、あなたが卸し業者の立場だとして、
- 身元が分からない
- 名前も会社名(ショップ名)も分からない
そんな人を信頼して取引できるでしょうか?
口頭で伝えるだけでなく、自分の身元をしっかりと明かす・事業としてせどりをやっていることを相手に伝えるため、名刺というツールは未だに重要なことが多いです。
最近はメールのやり取りだけで完結する場合が多くなっていますが、特にリアルの取引先相手と会う場合は名刺は必須です。
せどり用の名刺の作成費用は?どこで作ってもらうのがいい?
名刺を作るなら、
- デザインをネット上で自分で作成できる
- 安価で注文できる
名刺作成(名刺印刷)サイトにしましょう。
私がおすすめするのはこちらです。
↓↓
私も普段はこのサイトで名刺を作成&発注しています。
名刺用のデザインテンプレートが豊富で、テンプレートを選ぶ⇒Web上でロゴの編集・保存ができます。
テンプレートを選んで、
- 会社名(ショップ名)
- 名前
- 肩書き
- 住所
- 連絡先(電話番号やメールアドレス)
- (※必要なら)TwitterやFacebook、LINEなどのSNSアカウント
これらを入力するだけなので、10分程度で自作の名刺が作れます。
完成した名刺はそのまま注文ができます。
費用は100枚455円+送料242円(調査当時)
1枚あたりのコストは約7円と激安です。
200枚以上だとさらに単価が安くなります。
はじめて名刺を作成する人にオススメです。
せどり用の名刺の肩書きや業種名・店名はどうする?
せどりを事業として法人化している方は、名刺にそのまま
- 会社名
- 名前
- 住所
- 連絡先
を入れれば良いでしょう。
では、個人事業主の方はどうするべきか?
特にリアルの取引先に見せる場合の名刺ですが、”せどり”という名称はあまり一般に認知されていません。
「せどりって何?」と聞かれて、いちいち説明するのも面倒なので、違う肩書きにしたほうが良いでしょう。
例えば、業種に関しては
- インターネット物販事業
- 古物販売事業
- オンラインショップ事業
などがあります。
あなた個人の肩書きに関しては、法人なら「代表取締役」でいいですが、個人事業の場合、取締役ではないので単に「代表」としても良いでしょう。
あとはショップ名を入れれば、それなりの見栄えにはなります。
一例を挙げると、あなたが個人の場合は、
店名:オンラインショップ○○
業種名:インターネット物販事業
名前:代表 (あなたの名前)
みたいな感じにすると良いでしょう。
ただ単に名前と連絡先だけの名刺よりも、より事業として転売・物販に力を入れている風に見られます。
せどり用の名刺にビジネスネーム(仮名・ハンドルネーム)を載せるのはアリか?
本業を別に持っていて、せどり(他のネットビジネスも含む)を副業としてやっているなら、本名をあまり出したくない場合があると思います。
そういった場合の名刺の名前部分は、ビジネスネーム(仮名・ハンドルネーム)にしてしまっても問題ないでしょう。
たとえば、私のようにせどりをしながらメルマガ・ブログをやっている人で、
- せどらー王子 ○○
- ○○せどらー ボブ
みたいなハンドルネームの人は、それをそのまま名刺に載せてもいいと思います。
強烈なハンドルネームだと、相手に覚えてもらえる可能性も高いです。
ですが、ハンドルネームの名刺を配るのは、あくまで同業種の集まりだけにしておきましょう。
なぜなら、ネットビジネスとは関係ない異業種の集まりや、リアルビジネスの取引先にそれをやってしまうと、「何だこいつ・・・」となり、一気に信頼されなくなります。
その場合、本名用とビジネスネーム用の名刺を別々に作るか、ビジネスネームと本名を両方載せるなどの対策をしましょう。
あとは、ハンドルネームに見えない程度に、少しだけ偽名を使うという方法もあります。
例えば、
例)中田 ⇒ 仲田、中多
例)小島 ⇒ 児島、小嶋、児嶋
といった感じで、苗字部分を微妙に他の漢字に変える方法です。
今やネットやSNSで本名検索すれば色々と調べられてしまうので、そういったことを気にする人は、ハンドルネームを使うことも考えていきましょう。
あなたが本名を調べられても問題ない、自分のビジネスに恥ずべきところはない!
というのであれば、本名のままで全く問題ありません。
せどり用の名刺はどれぐらい効果があるのか?
実際に名刺を作成して、それを同業者や取引先に渡したとします。
それで何か効果があるのかというと、実はそんなに大した効果は得られないかも知れません。
リアルの取引先を開拓したり取引する場合は、最初の挨拶として名刺交換はほとんど必須なので効果はあると思います。
ですが、同業の人が多く集まるセミナーやコミュニティ内で名刺を渡したとしても、そこからすぐにビジネスへと発展する可能性は低いと思った方が良いでしょう。
大抵はその後の連絡も一切無く終わることがほとんどです。
また、そもそもの話として、多くのネット起業家は名刺を持っていないことが多いので、名刺交換が行われずに、こちらが一方的に渡すだけになりがちです。
ただ、自分という存在を知ってもらうためのツールとして、名刺は非常に有効です。
名刺に会社名(ショップ名)・肩書き(役職)・名前・住所・連絡先だけを載せてもいいですし、今はLINEのQRコードやブログ、ショップのURL、各種SNSのアカウントなどを載せている人も多く見かけます。
それですぐに効果がでることは期待しないでおきましょう。
無駄になるかも知れないけど、「種を蒔いておく」という感覚でOKです。
それにビジネスに発展する可能性は低くても、私生活で仲良くなる可能性はありますしね。
まとめ:リアルで同業、取引先と会う機会があるならせどり用の名刺は作っておきましょう!
今回はせどり用の名刺について色々と解説しました。
昨今ではSNSでのやり取りが盛んで、旧時代のツールである名刺が不要という声も多くなってきました。
それでも上の年齢の人を中心に今でも普通に名刺交換が行われていますし、リアルの取引先と取引する際には名刺はまだまだ必要と言えるでしょう。
今後あなたがリアル方面のせどり事業を強化していくなら、せどり用の名刺は作っておくと良いです。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。