すでにせどり(転売)を始めている、またはこれから始めようとしている人で、【仕入れ資金(軍資金)】の調達に悩んでいる人は結構多いです。
私の元にも、
「せどり資金が作れません」
「資金がないですがせどりで稼げますか?」
という相談をたくさんいただきます。
あなたもこの記事を見ているということは、多少なりとも仕入れ資金の工面に困っているのではないでしょうか?
せどりの資金は多ければ多いほど仕入れ量も増え、売上・利益を伸ばすことが簡単になります。
ですが、その資金をどうやって工面するのかが、案外難しいですよね。
少ない資金でも始められるのがせどり(転売)の魅力ですが、小資金でチマチマやっていたのでは、稼げる金額も限られてきます。
そこで、今回の記事では、誰もが一度は悩むであろう【せどり(転売)の仕入れ資金(軍資金)作り】について、
- なぜ資金が必要なのか?
- せどり(転売)の資金が少ないとどうなるのか?
- せどり(転売)の資金はいくらぐらいあれば良いのか?
- 資金を調達するための15の方法
を、詳しく解説していこうと思います。
この記事を読めば、もう資金作りに悩む必要はなくなりますよ!
せどり(転売)の軍資金を調達するための15の方法
それではここからは、せどり(転売)で稼ぐために必要な【軍資金作り】について、比較的多くの人が実践できる可能性の高い15の方法を解説していきたいと思います。
あなたができるもの、調達したい金額に応じて実践していくと良いでしょう。
1.私物・不要品を売る
これが一番手っ取り早くて、仕入れ資金も得られる方法です。
あなたの私物や不要品を売ってお金に換えてしまいましょう。
『不要品』とは簡単に言えば、
- あなたの身の回りにある必要のない物、使わなくなったもの
のことを言います。
実はあなたにとっては不要な物でも、それを欲しがっている人は日本全国にはたくさんいます。
いざ出品してみたら思わぬ高値になる事も珍しくありません。
とにかく何でもいいので、使わなくなったものを売却して資金を作っていきましょう。
メリットとしては
- 絶対に損をしない(元手がかからない)
- 現金化が早い
- 売る練習になる
ということが挙げられます。
自分の不要品を売るだけなら元手はかかりませんよね。
また、【自分の力で物を売って、相手からお金を得る】という経験を積むことができます。
この経験は今後のせどり(転売)活動にも必ず生きてきます。
ヤフオクやメルカリの出品(商品写真、説明文、購入者とのやり取り)の練習にもなりますし、今後、あなたがヤフオクやメルカリから商品を仕入れる際の参考にもなります。
基本的に、不要品を売る販売先としては『ヤフオク』や『メルカリ』がオススメです。
リサイクルショップはその場ですぐに現金化できるというメリットはありますが、ヤフオクやメルカリに比べると圧倒的に安く買い叩かれるだけなのでオススメしません。
ちなみに私が過去にどんな不要品を販売してきたのか、一例を紹介します。
1.機種変更で使わなくなったiphone4S
2.昔遊んでいたゲームソフトの詰め合わせ
3.一時期大ハマリしていたカードゲームのレアカード
など、自分が使わなくなったものをかき集めれて売れば、数万円~20万円程度の資金なら比較的簡単に集まります。
「自分には売るものがないし・・・」
「こんな商品が売れるとは思えない」
という考えは止めて、とにかく何でもいいので出品してみましょう。
物が中々捨てられない人や、不要品かどうかを判断できない場合は、期限を決めて、処分するかどうかを決めましょう。
最後に使った日を思い出して、1年か2年以上経っているなら、今後も使う機会はほとんど無いでしょうから、思い切って売ってしまいましょう。
もしその物がどうしても欲しい物だったら、稼げるようになってから新しく買いなおせば良いだけです。
よほどのレア物で無い限り、買い直すのはそれほど難しくないはずです。
- せどり資金も貯まる
- 経験も積める
- 断捨離もできてスッキリする
と、いい事だらけですので、まず資金集めの第一歩として不要品販売はオススメです!
もちろん、せどりを実践しながら、不要品販売も同時に行っていくのでもいいと思います。
せどりの資金作りのための不要品販売については、こちらでも詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
↓↓
2.アルバイト・パート・派遣をして貯める
不要品販売だけでせどり資金が集まればベストですが、他に資金集めの目処が立たないなら、一時的にでもいいので、何かしらの職について資金を貯めることも視野に入れましょう。
せどりの実践自体は24時間いつでもできるので、せどりをしながら、アルバイトやパートをしても良いでしょう。
また、ある程度の資金が貯まるまではアルバイトやパートに集中しつつ、不要品販売も並行して行っていく、というのでも良いと思います。
3.UberEats(ウーバーイーツ)で稼ぐ
都市部限定ですが、最近は『UberEats(ウーバーイーツ)』で稼ぐ人も増えてきました。
UberEatsとは簡単に言えば、【料理の宅配サービス】です。
アプリで料理を注文することで、Uberに登録した『配達パートナー』が自宅まで料理を運んできてくれます。
自前で宅配のシステムを持っていないお店でも、Uberのシステムを使うことで宅配が可能になりますし、最近はコロナ禍の影響で宅配・持ち帰り需要が高まっていることあり、Uberの需要が急激に高まってきています。
そのUberEatsを支えているのが、『配達パートナー』と呼ばれる、料理を運んでくれる人たちです。
配達パートナーは誰でも登録することができ、1件配達するごとに報酬が発生する仕組みになっています。
具体的に報酬については、地域・天候などによっても変動しますし、インセンティブ報酬などもあるので一概には言えませんが、配達パートナーの時給相場はだいたい900~1,200円といったところのようです。
UberEatsで働くことの最大のメリットは、『自分の好きな時間に働ける』という点にあります。
アルバイトやパートだとどうしても時間が拘束されるので、働きに行けない人も多いと思いますが、Uberであれば好きな時間に働くことができます。
私自身はUberの配達員はやったことがないので詳しくは分かりませんが、知り合いがやっていてその人に話を聞いたところ。
「運動にもなるし、小遣いも稼げるしで良いよ」とは言っていました。
Uberに興味があるなら、こちらの記事(外部)も参考にしてみてください
↓↓
外部リンク:Uber Eats(ウーバーイーツ)とは?仕組み、使い方、使えるエリア、登録方法など徹底解説!
外部リンク:月収100万円のUberEats配達員が大切にする「たったひとつのこと」
4.本業の収入から少しずつせどり資金を捻出する
先程のアルバイト・パート・UberEatsの話は、主に会社勤めでない方に関しての話です。
あなたが会社勤め・サラリーマンであるなら、そこからの収入があると思います。
なので、バイトやパートをしなくても自身の給料から毎月少しずつせどりの資金に充てるだけでもOKです。
例えば、せどりを始めるにも最初はある程度の資金は必要でしょうから、毎月給料から2~3万円を捻出して、5~10万円程度を用意してからせどりを始める。
または少額からせどりを始めながら、毎月の給料から少しずつ捻出してせどり資金を増やして行く。
もし不要品販売もできるなら、それもさらに並行して行い資金を増やして行くのが良いでしょう。
結局のところ、せどりは資金が多いほうが有利です、
なので、毎月、給料の一部をせどり資金に回すようにすれば、せどりの利益+本業の収入の一部(+不要品販売)で、せどり資金をドンドン増やす事ができます。
毎月どれぐらい捻出すればよいかは、あなたの本業の収入次第ですが、大体手取り額の1割ぐらいを目安にすると良いでしょう。
もう少し早くせどりで稼げるようになりたいのでしたら、手取り額の2割ぐらいでもいいと思います。
日常生活に影響の出ない程度で、毎月の捻出額を決めてみてください。
5.遊興費、飲み会、嗜好品代などをしばらく我慢する
せどり資金があまり用意できない方は、せどりで稼げるようになるまで、不要な支出は極力抑えるようにしましょう。
仮に週1回、同僚・知人との飲み会があって、1回につき5,000円の出費だとしたら月に2万円かかっている事になります。
それをすべて不参加にすれば、単純に2万円が浮く事になりますよね。
また、その飲み会に参加しなければ、飲み会の時間(約2時間程度)も浮くわけですし、飲みすぎて翌日、二日酔いになり、何もできなくなる事もなくなります。
もちろん、どうしても不参加にできない場合(取引先との飲み会など)は参加も仕方ないです。
ですが、同僚や友人・知人との飲み会ぐらいなら、参加しても得られるものはあまりないので、それをせどり活動に充ててしまったほうが良いでしょう。
同じく、遊興費や嗜好品代についても同じことが言えます。
せどりで稼ぐための資金集めとして、節約できる部分は節約する意識を持ちましょう。
何もずっと我慢しろ、という訳ではなく、ある程度せどりの稼ぎが上向くまでの数ヶ月だけの我慢です。
6.身内から借りる
自分一人の力でせどり資金が集まれば問題ありませんが、そうでない場合は、どこかから借りる事も検討しましょう。
その際、カードローンや融資などの手段もありますが、一番に考えるべきは身内です。
多くの人は身内が一番の理解者であり、あなたがせどり活動が必要な事をしっかりと伝えれば、協力してくれる人も必ずいるはずです。
他の手段からお金を借りれば必ず金利手数料がかかりますが、身内ならそれも不要です。
まぁ、身内でも金利を要求される可能性はありますが、他の手段で借りるのに比べればいくらでも融通は利くはずです。
『身内からお金を借りる』という事に後ろめたさを感じる人もいるかもしれませんが、それは一時だけの話です。
あなたがせどりで稼げるようになって、借りた相手に借りた金額以上の恩返しをしてあげれば良いのです。
7.金主(きんしゅ)になってくれる人を探す
金主とは
きん‐しゅ【金主】
1 事業などの資金を出す人。
2 芝居などの興行主に資金を提供する人。
3 金銭を多く持っている人。かねもち。
4 江戸時代、大名に金を貸す町人。
とあります。
要はお金を持っている人にお願いして、資金を出してもらう事を言います。
借りるのではなく、『出資』が近いですかね。
あなたのせどり活動に出資してもらい、そこで得た利益の一部を出資者へ還元する。
株式会社でいうところの、『会社側』と『株主』のような関係です。
出資する側にも当然メリットはあるし、出資される側にも資金面での悩みが解消されるので、お互いにWin-Winな関係になれます。
まぁ、そもそも出資してくれる人がいるかどうかとか、よほどの信頼関係がないと成立しないという問題はありますが・・・
単に借りるというだけではない選択肢がある事を知っておくのも良いと思います。
8.自己アフィリエイトで稼ぐ
アフィリエイトの仕組みを簡単に説明しますと、
あなたがある企業(広告主)のサービスや商品を人に紹介して、登録や購入などのアクションを起こしてもらうことで広告主から報酬が貰える
これがアフィリエイトです。
そしてアフィリエイトの中には、自分以外の誰かに案件を紹介するのではなく、自らがサービス登録や商品購入することで報酬を得られる
『自己アフィリエイト』
という仕組みがあります。
『自己アフィリエイト』は結構有名な手法で、これを真剣にやるだけで数万円~20万円は余裕で稼げます。
ただし、欠点としてほとんどの案件は一度きりしかできないので、自己アフィリエイトだけで毎月稼ぎ続けるのはちょっと難しいです。
自己アフィリエイトの案件の中にはお金を出して商品を購入するものもありますが、それだと出費になってしまいます。
そのため、主に「何らかのサービスに登録して報酬を得る」という方法がおすすめです。
これなら出費ゼロで報酬だけを受け取ることができます。
自己アフィリエイトができるサイトはいくつかありますが、A8.netというサイトの「セルフバック」に掲載された案件を申し込むのがオススメです。
アフィリエイトサイト(ASP)の中でも一番の大手ですし、案件の数も多いです。
A8.netにメディア会員として登録してログインすると、画面右上に「セルフバック」へのリンクが現れますのでチェックしてみましょう。
ちなみにクレジットカードの作成なんかは高額報酬の定番案件で狙い目です。
9.身内・知人から不要品をタダで引き取って売る
身内・知人・友人・隣人などから不要な物をタダで引き取って、それをヤフオクなどで売りましょう。
- 不要品を処分するのが面倒
- リサイクルショップに持っていく時間がない
- リサイクルショップで売りたいが車がない
- ヤフオクやメルカリを使った事がないので、どう売ればいいか分からない
そういった人は少なからずいますので、譲ってもらえないか交渉してみると良いでしょう。
タダで貰うのではなく、売れた金額の何割かを渡す提案をしてみるのも良いと思います。
その際、引き取るものをこちらで厳選するのではなく、とりあえず何でも引き取るようにすると良いでしょう。
その方が快く了承してくれる可能性が高くなります。
10.クラウドソーシングで稼ぐ
アルバイトやパート、Uberなど外に出て稼ぐのが難しいなら、『クラウドソーシングで稼ぐ』という方法もあります。
@SOHOやクラウドワークス、ランサーズなどでは、ネット上だけで完結できる仕事が多数募集されています。
専門的なスキルが必要な仕事から、誰にでも簡単にできる仕事など、募集されている仕事は多岐に渡りますので、ここでお金を稼ぐのも良いと思います。
メリットは
- ネット上だけで完結できる仕事が多いこと
- 簡単な作業であればすぐに始められる事
- 働く時間の融通が利きやすい事
デメリットは、誰にでもできる簡単な仕事ほど単価が安いことでしょうか。
仕事内容にもよりますが、アルバイトの最低時給を下回る事も少なくありません。
事情があって外に働きに出られない人は検討してみてもいいと思います。
11.無料で配られているもの(手に入るもの)を売る
例えば、各地で配られているフリーペーパーはその地域でしか手に入らないので、ネットではそこそこの値段がつくものがあるようです。
有名なアーティストや芸能人が写っているものなら、高値がつくこともあります。
あとはイベント限定の無料カタログや、映画のチラシなども、古い作品や有名人、配布数が少ないものは高値がつく事はあります。
他には、厳密に言えば無料でないものもありますが、
- 俳優、女優、グラビア系などの雑誌の切り抜きを集めた物
- 映画の来場特典
- 無料お試し品(化粧品など)
これらも、物によってはヤフオクなどで値が付いているので、調べてみると良いでしょう。
特に映画の来場特典なんかは、
こんな感じで、稀にアホみたいな値が付く事もありますしね。
知識がないとやや厳しいですし、ランダム性が強いですが、お宝探し感覚で行ってみるのもありだと思います。
12.治験や臨床試験のモニターに参加する
新しく開発された薬の人への有効性や安全性を確認するためにモニターを募集する事があります。
誰でも参加できるわけではなく、地域や年齢・性別、健康状態など条件はありますが、1日で2~3万円やそれ以上の謝礼をもらえる事もあるので、短期間で稼ぎたい人にはオススメです。
治験サイト一例
↓↓
自分の健康に関わる事ですので、必ず情報収集をしてから応募しましょう!
13.日本政策金融公庫・銀行などから融資を受ける
せどり(転売)を本格的に事業としてやっていくなら、
- 日本政策金融公庫
- お住まいの地域にある銀行
から融資を受けることも検討しましょう。
融資を受けることのメリットは、
- 一度に数百万円単位でキャッシュが増える
- 金利が消費者金融に比べ圧倒的に安い
- 返済完了までの期間が長い(毎月の返済額が少なくて済む)
という点にあります。
たとえば、
・融資金額:300万円
・金利:2.4%
・返済期間:5年
・元利均等返済
・元金の据え置き期間:0年
だとします。
それをこちらで計算したら、
外部リンク:事業資金用 返済シミュレーター
毎月の返済金額は約53,000円
5年間で利息の合計は、わずか187,000円で済みました。
300万円の資金があれば、毎月の返済金額分を稼ぐなんて余裕でできますよね。
毎月返済金額以上の利益を出し続ければ、ずっと手元に300万円のキャッシュが残るわけですので、よほど無理をしなければ資金繰りに困る事はまず無くなります。
もちろん、事業として行うなら、事業の届出は必要ですし、せどり(転売)なら古物商許可免許も必要です。
また、事業計画書や資金繰り表なども作成して、事業の説明する必要もあるので、簡単に融資が下りるわけではありません。
ちなみに、一般的には銀行よりも公庫の方が融資が通りやすいと言われています。
銀行は利益のために融資をしますが、公庫は国からお金が出ているので、どちらかというと支援の意味合いが強いからです。
私もせどりの事業資金目的で、公庫から300万円、地方銀行から200万円の融資を受けたことがあります。
その時は
・事業計画書
・資金繰り表
・損益計画表
をしっかりと作り込んで、直接相談しに行って融資を受けた感じです。
私の知り合いにも個人事業主で公庫から300~500万円の融資を受けることができた人もいます。
なので、「自分にはどうせ無理」と思わず、まずは公庫や銀行に相談してみるのもいいと思います。
ちなみに融資を受けるなら、直に行くよりも商工会を通した方が融資が通りやすいという話もありますので、まずは地元の商工会に相談してみるのも良いでしょう。
14.補助金・助成金を申請する
融資のように国からお金を借りる方法もあれば、こちらは金利不要・返済不要でタダでお金をもらえる方法です。
色んなタイプの補助金・助成金がありますが、個人事業主でもOKで、比較的通りやすいのはこちらでしょうか。
↓↓
外部リンク:小規模事業者持続化補助金
※リンク先は令和元年度分です
書類を作成するのに商工会を通す必要はありますが、必ずしも商工会に入る必要はありません。
ちゃんと書類を作成して書類に不備が無ければ、大体2分の1~3分の1の確率で最大50万円が手に入ると言われています。
ダメ元でもやってみる価値はありますよね。
まぁ、この補助金をあてにするのではなく、『もらえたらラッキー』程度に考えておくと良いでしょう。
15.消費者金融・銀行系カードローンで借りる
これは正直、最終手段です。
最初の資金作りのためではなく、緊急的にキャッシュが必要になった場合の最終手段として検討するぐらいに留めましょう。
金利が高いので、長期間借りれば金利分だけでもかなりの負担になります。
もし消費者金融・カードローンを使うのであれば、
■キャッシュが足りずにクレジットカードの支払日がやって来たときに、一時的にクレジットカードの支払いに充てる(キャッシュが入り次第すぐに全額返済する)
■数日中に全額(+利益分)が戻ってくる保証のある取引
(例:10万円使って、数日後に12万円が確実に手に入るような場合)
そういった緊急性のある場合と、確実に利益が保証されている取引に使うのであれば、一時的に利用するのはありです。
消費者金融・カードローンは金利は高いですが、数日程度で返済できるなら金利もわずかで済みます。
ただし、どちらにも言えるのは、
【キャッシュが戻ってきたら、すぐに全額返済できる事】
これが確実でない場合は、消費者金融やカードローンに手を出すべきではありません。
なぜ、せどり(転売)の資金作りが必要なのか?
では、ここからは『なぜ資金作りが必要なのか?』について、詳しく解説していきます。
資金繰りに困らなくなる
これは特にクレジットカードで仕入れをしている人が直面する問題ですが、すべての支払いをカード払いにしていたが、なかなか商品が売れず、売上も上がらない。
そのままカード支払日が近づいてきたが、お金が用意できず、支払いに苦しむ人は少なくありません。
Amazonせどりの場合、2週間に1回の周期で売上金が振り込まれるので、よほどの事が無い限り資金繰りに苦しむ事はありません。
しかい、一時的にカードを使いすぎた場合や、不運が重なってなかなか商品が売れないときは資金繰りに苦しむ事もありえます。
そんな時、とにかくキャッシュ(現金)に余裕を持たせておけば、売上金+キャッシュでカードの支払いは十分まかなえます。
もし仮にキャッシュに余裕がなければ、カードを使うのも慎重にならざるを得ませんし、慎重になり過ぎて、仕入れの規模が縮小してしまう事も考えられます。
キャッシュさえあれば資金繰りに困る事は少なくなるので、資金作りがいかに重要かが分かると思います。
売上が上がりやすくなる
せどり(転売)で売上を大きくするためには何が必要なのかと言うと、一番は【資金力】です。
なぜかというと、資金があればたくさんの商品仕入れができますよね。
また、単価の高い商品の仕入れもできるようになるので、仕入れられる商品の幅も広がります。
逆に資金が無ければ、どれだけ知識やスキルを持っていようが、ほとんど仕入れができなくなってしまいます。
これは極端な例ですが、
- 資金1,000万円のせどり初心者
と
- 資金1万円のせどり上級者
で、どちらが早く10万円売り上げるかを競争させたら、資金1,000万円のせどり初心者の方が勝つに決まっています。
知識や経験ももちろん重要なのですが、単純にせどり(転売)で売上を伸ばしたいのであれば、【資金を多く持っておく】という、たったこれだけでOKなのです。
知識や情報に自己投資できる
今や私のブログのように、個人のせどりブログを読み漁るだけでもせどりの知識はかなり身に付きます。
あとは実践して経験を積むことで、それなりに稼げるようにはなりますが、もっと大きな収入を得たい、せどりで独立できるようになりたい!
というのであれば、お金を支払ってでも知識や情報に投資していくべきです。
教材やせどりスクール、せどりコンサル、セミナーやコミュニティなど色々な形態がありますが。
お金を支払って自己投資する事で、さらに自分自身を高め、成長できるようになります。
また、ツールに投資するのもいいですね。
そのツールを使う事であなたの収入が伸びたり、時間短縮できるのであれば、積極的に活用すべきです。
私も過去、せどりの教材やスクールにはいくつも参加しましたし、ツールも月額のものから、買いきりのものまでたくさん使ってきました。
こういった自己投資を馬鹿にする人も多いですが、私の経験上、無料で学べる内容には限界がある場合が多いです。
また、「無料だからいつでも見れるし、後からでもいいや」という感じで、真剣に学ぶ事をしない人が多い印象です。
もちろん、単にお金をかけて学べば必ず稼げるというわけではありません。
ただ、私の周りも含めても、自己投資しない人が稼げているケースというのは非常に稀です。
せどりに限らず、ビジネスで稼げるようになりたいのであれば、自己研鑽は怠らないようにしていきましょう。
資金がある事で心に余裕ができる
【お金の余裕は心の余裕】という言葉があるように、お金(キャッシュ・現金)があれば、せどり活動も上手く行きやすいです。
資金に余裕があればあるほど、多くの選択肢を取ることができます。
例えば、仕入れにおいても、資金が1万円しかない人は、当然1万円以上の商品は仕入れる事ができません。
7,000円、5,000円の商品ですら、仕入れを躊躇すると思います。
資金が1万円なら、良くて1,000~2,000円の仕入れができれば御の字ではないでしょうか。
ですが、資金が10万円あれば、1万円の商品も仕入れられますし、7,000円、5,000円の商品でもそれほど怖がらずに仕入れができます。
さらに言えば、資金が100万円もあれば、1万円の商品でも余裕で仕入れられますよね。
同じ仕入れ値の商品でも、資金があるかないかで、心の余裕は全く違ってきます。
資金に余裕があれば、多少の失敗で赤字を出しても、他の商品で簡単にリカバリーができます。
ですが、資金ギリギリでやっている人は、多少の赤字でも動揺してしまい、資金的にも精神的にも、そこから立ち直すのは容易ではありません。
このような事情があるからこそ、資金は多めに持っておいたほうが良いというのが、私なりの考えとしてあります。
せどり(転売)の資金が少ないとどうなるか?
では、ここからは反対に、
『せどり(転売)の資金が少ない事でどういった悪影響があるか?』
を解説していきたいと思います。
そもそも仕入れができない
一番の問題はこれですよね。
資金が少ないと、そもそも仕入れられる商品数も少なくなるし、仕入れる商品の選択肢も狭くなります。
資金1万円の人が仕入れ値1万円の商品を仕入れること自体は可能ですが、それを仕入れてしまうと、その商品が売れるまでは次の仕入れができなくなります。
なので、もしその後に仕入れた商品よりも儲かる商品を見つけたとしても、資金が無いので仕入れることができなくなってしまいます。
これが仮に資金10万円の人が1万円の商品を仕入れたら、残り9万円なので、まだ残り資金で仕入れが可能ですよね。
資金100万円の人が仕入れたら、残り99万円。これならまだまだまだ仕入れが可能です。
せどりで売上を上げるためには、多くの商品を仕入れる必要があり、そのためには資金が必要で、資金が少ないと仕入れの幅も狭まり、数を仕入れることができなくなる。
これが資金が少ない事の一番の問題です。
単価の高い商品の仕入れができなくなる
これは上の『仕入れができない』と似ているのですが、意味としては別物なので、あえて別枠で解説します。
仕入れ資金が多いと、仕入れ単価を上げることができますが、せどり(転売)では仕入れ単価が高い商品ほど、一撃の利益が大きくなる傾向にあります。
例えば、100円で仕入れて1万円で売れるような商品は、超お宝商品と言っていいですが、滅多に見つかるものではありません。
ですが、1万円で仕入れて、2万円で売れる商品はお宝商品というほどではなく、見つけるのはそう難しくありません。
100円 ⇒ 1万円
1万円 ⇒ 2万円
どちらも約1万円の差額ですよね。
(話を分かりやすくするために手数料は無視しています)
もちろん、利益”率”で見れば、100円⇒1万円の方が上ですが、利益”額”という観点で見れば、どちらもほぼ同じです。
ここではあえて極端な例を出して解説しましたが、せどりでは仕入れ値を上げる事で、1個あたりの利益額も増えていきます。
また、同じ利益額の商品でも、仕入れ値が小さいものよりも、仕入れ値が大きい方が見つけやすいのです。
そして、利益額が大きい商品を扱う事で、少ない個数でも大きな利益が出せるようになります。
極端な事を言えば、利益5,000円の商品を月に60個売れば、それだけで利益30万円になります。
仮に利益500円の商品だと、30万円稼ぐには月に600個必要です。
せどり(転売)には仕入れだけでなく、その後の検品や、出品、発送作業もあるため、特に個人や少人数でやっている人にとっては、扱う個数は少ないほうが楽と言えます。
そういった意味で、単価の大きい商品を仕入れられるようになると楽だし、単価の大きい商品を仕入れるためには、資金力も必要になってくる、というわけです。
借金(カード)に頼ってしまう
仕入れ資金が少ない人がせどり(転売)を始める場合、クレジットカードでの仕入れを推奨していますが、これも使い方次第では諸刃の剣になりかねません。
クレジットカードにはそれぞれ『限度枠』が設定されていますが、あれはあなたが使えるお金ではなく、カード会社から借金をして使えるようになっているだけです。
しかも、翌月・翌々月の返済日までには必ず返済しないといけない類の借金です。
(一応、リボ払いで返済を遅らせる事はできますが、金利が高すぎるので論外)
仕入れ資金(キャッシュ)が少ない人が、調子に乗ってカードで仕入れまくった結果、支払日までにあまり売上が上がらず、カードの支払いができなかった事例はいくらでもあります。
仕入れ資金が無ければ、クレジットカードに頼るのも仕方ないのですが、それでも、『カードの限度枠=自分が使えるお金』と勘違いしないように、計画的に仕入れをしていかないと、大変な目に合います。
せどり(転売)を始めるにはどれぐらいの資金があればいい?
これもよく聞かれる質問ですが、結論から言えば、
- 0円からでもせどりを始めることができるが、資金はあればあるほど良い
と言えます。
多くの人は「いくら貯まったらせどりを始めよう」とか「せどり用の資金として○○円用意しよう」と考えがちです。
しかし、せどり資金に関してはあとからいくらでも補充したり、追加する事ができます。
なので、とりあえず資金の問題を考える前に、まずは少しでも行動して、せどりの知識や一連の流れを身に付る努力をしましょう。
極端な話、身の回りの物を売ったり、知人から不要品をタダで貰ってそれを売るのもせどり(転売)の一種です。
自分や知人の不要品を売るだけなら、仕入れ値は0円ですので、0円からでもせどりが始められますよね。
その後は前述した資金調達方法を実践しながら、徐々に資金を増やしていき、仕入れを実践していくようにしましょう。
【最初に○○円用意してからせどり(転売)始める】という発想ではなく、まずは不要品でも何でもいいので、物を売る経験や、お金を稼ぐ経験を得る。
それと同時に、資金調達も同時に行い、せどり(転売)で稼ぐために必要な
- 資金
- 知識
- 経験
- スキル
を得ていくようにしましょう。
資金が少ない人がせどり(転売)で稼ぐためには?
これもよく聞かれる質問ですが、結論から言うと、
「まずはアルバイトやパート、不要品を販売する、貯金するなど何でもいいので、とにかく仕入れ資金を作ってください。その方が早く稼げます」
と答えます。
なぜなら、何度も言っているように、せどり(転売)では資金は多いほうが圧倒的に有利だからです。
資金が少なければ、仕入れる商品の選択肢も減り、仕入れ量が少なくなる。
そうなれば売上も伸びないので、結局は毎月の固定費を引くと、さほど利益が残らない事になります。
せどり(転売)の経験を積むだけなら小資金でも十分ですが、【せどりで稼ぐ】というのが目的なら、少ない資金ではやはり難しいです。
なので、「少ない資金でどうやりくりしようか?」と考えるよりも、せどりの経験を積みながら、上で解説した資金調達方法を実践していくのが良いのではと思います。
『せどり資金がない人がせどりで稼ぐための方法』はこちらでも解説していますので、参考にしてみてください。
↓↓
まとめ:色々な方法でせどり用資金を調達して、キャッシュに余裕を持たせて稼いでいきましょう!
いかがでしたでしょうか。
今回はせどり(転売)の軍資金に作りについて色々と解説してきました。
せどり(転売)では最初に仕入れが発生するため、どうしてもお金が先に出ていきます。
一応、クレジットカードを使えば、支払いを先送りする事はできますが、それでも翌月、翌々月には必ず支払日がやってくるので、キャッシュ(現金)はどうしても必要になります。
クレジットカードで仕入れて、カードの支払日が来るまでに売上を上げて、その売上でカードの支払いを行う・・・というのはあくまで理想論です。
それを上手くやれば手元にキャッシュが無くても仕入れを回す事はできますが、毎回上手く行くとは限りません。
少しでも誤算があれば、簡単に支払いに苦しんでしまう事も考えられます。
そういった時に手元にキャッシュを多く持っておけば、支払いに困る事もないし、精神的にも余裕ができ、より強気の仕入れもできるようになります。
【キャッシュ イズ キング(Cash is King)】という言葉があるように、事業をする上でキャッシュ(現金)は何よりも大事です。
多めに持っておいて何の損もありません。
今回解説した15の方法は、比較的多くの人ができる内容を中心に解説してきましたので、あなたにあったやり方を選んで資金を増やして行きましょう。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。